現在開催されているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は決勝トーナメントに入り、早くも敗退した有力国も多くある。前評判では優勝候補でも、フタを開けてみたらグループリーグで姿を消すようなことも少なくない。今回は、過去の大会も含めたW杯の歴史を振り返り、「グループリーグで敗退したチームの総市場価値」をランキング化。1〜10位を紹介する。※本記事は『transfermarkt』を参照に作成しています。[1/10ページ]
10位:イタリア代表
大会:2010年
チーム総市場価値:4億4700万ユーロ(約826億9500万円)
グループリーグ成績:0勝2分け1敗
【前回王者が…】
FIFAワールドカップ(W杯)の歴史においてグループリーグで敗退した「市場価値の高い国」の10位に入ったのは、2010年南アフリカ大会のイタリア代表だ。
当時は2006年ドイツ大会のディフェンディングチャンピオンとして、総市場価値4億4700万ユーロ(約826億9500万円)という王者の風格を漂わせるスカッドを擁していた。
チームを率いたのは、4年前に世界一へ導いた名将マルチェロ・リッピ。ピッチには主将のファビオ・カンナヴァーロやダニエレ・デ・ロッシ、大会中に負傷離脱したものの守護神ジャンルイジ・ブッフォンやアンドレア・ピルロら、前回の優勝メンバーが多く残っていた。そこに当時20歳のマリオ・バロテッリら新鋭が融合し、大会直前のFIFAランキングは5位だった。
【メディアも酷評】
しかし、いざ幕を開けると、前回王者の面影はどこにもなかった。
初戦のパラグアイ代表戦、続くニュージーランド代表戦と格下相手にまさかの2試合連続1−1ドロー。勝利が絶対条件となった最終節のスロバキア代表戦では、乱打戦の末に2−3で敗戦。結果、1勝も挙げられないままグループ最下位での敗退が決定した。
イタリアメディアはこの失態を酷評。早期敗退の一番の要因は、4年前の成功体験に縛られた世代交代の遅れだと批判した。
2006年王者としての余熱だけで南アフリカに入った結果、世代交代を先送りにしたツケが一気に表面化したとも言える。

