現在開催されているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は決勝トーナメントに入り、早くも敗退した有力国も多くある。前評判では優勝候補でも、フタを開けてみたらグループリーグで姿を消すようなことも少なくない。今回は、過去の大会も含めたW杯の歴史を振り返り、「グループリーグで敗退したチームの総市場価値」をランキング化。1〜10位を紹介する。※本記事は『transfermarkt』を参照に作成しています。[6/10ページ]
5位:イタリア代表
大会:2014年
チーム総市場価値:5億4500万ユーロ(約1008億2500万円)
グループリーグ成績:1勝0分け2敗
【2006年の優勝を知るベテラン】
FIFAワールドカップ(W杯)のグループリーグで敗退した「市場価値の高い国」の5位は、2014年ブラジル大会のイタリア代表だ。総市場価値は5億4500万ユーロ(約1008億2500万円)だった。
当時のイタリアは、2006年大会の優勝を知る伝説的ベテランが精神的支柱だった。守護神ジャンルイジ・ブッフォンの市場価値は36歳で200万ユーロ(約3億7000万円)。35歳のアンドレア・ピルロも250万ユーロ(約4億6250万円)まで価値を下げていた。
チームの市場価値選手はパリ・サンジェルマンに在籍していたマルコ・ヴェラッティの4000万ユーロ(約74億円)だった。
【往年の勝負強さは…】
初戦のイングランド代表戦では、そのヴェラッティのアシストもあり、2−1で競り勝った。
だが、第2節のコスタリカ代表戦は相手の堅守速攻に沈み0−1で落とすと、勝負の最終節ウルグアイ代表戦でも終盤に失点し0−1で連敗。結果、1勝2敗のグループ3位に終わり、2010年大会に続く「2大会連続のグループリーグ敗退」という大失態を演じた。
かつての王者の看板はあっても、ピッチに往年の勝負強さはもう残っていなかった。
このブラジルでの惨敗以降、イタリアはW杯の舞台から長く遠ざかる暗黒期へと突入していく。
2021年に行われたUEFAユーロ2020(欧州選手権)で優勝するなど、伝統の勝負強さが発揮されることもあるが、当時から衰退の予兆は漂っていた。

