サッカー日本代表はFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でラウンド32敗退。目標としていた「優勝」には手が届かなかったものの、もはやグループリーグ敗退で終わるようなチームでないことを証明した。その一方で、前回のW杯後、明らかに後退した代表チームも存在する。今回は、2022W杯出場国で、当時と比較して期待感が大きく薄れてしまったチームを紹介する。[5/10ページ]
セルビア代表
カタールW杯成績:グループステージ敗退
北中米W杯成績:出場なし
最新FIFAランキング:40位
【ピクシーの元でW杯もユーロも戦ったが…】
セルビア代表はFIFAワールドカップ2022(カタールW杯)で白星を挙げられず、グループステージで敗退したが、W杯欧州予選ではポルトガル代表を抑えてグループトップ通過を果たしており、世界を驚かせる期待感があった。
しかし、W杯後は苦戦が続き、緩やかな右肩下がりの成長曲線を描いた。日本でもお馴染みのドラガン・ストイコビッチ監督体制で、カタールW杯とユーロ2024(欧州選手権)出場権獲得という功績を残したものの、ピッチ上の内容は次第に精彩を欠いていく。
ターニングポイントとなったのは、ユーロ2024でのグループステージ敗退と、その舞台裏で露呈したドゥシャン・タディッチとの確執だ。
起用法を巡る対立の末、絶対的リーダーが代表引退を表明。精神的支柱を失ったチームは、急速に求心力を失った。その後の北中米W杯欧州予選では、混迷がピークに達した。
【FIFAランク下位の相手にまさかの…】
初戦でアルバニア代表とのアウェイゲームで引き分けると、2025年9月のイングランド代表戦で0−5と大敗。続く10月には、アルバニアにホームで敗れてW杯行きが困難になり、ストイコビッチ監督が辞任した。
その後、ヴェリコ・パウノヴィッチ監督のもとでリスタートを切ったが、最終的にアルバニアと勝ち点1差のグループK3位に終わり、W杯行きには届かなかった。
ユヴェントスのドゥシャン・ブラホビッチなど、セルビアには欧州トップレベルの選手も数多くいる。少なくとも、W杯予選で屈したアルバニアは、現在のFIFAランキングが67位で、同40位のセルビアが負けるべき相手ではなかったはずだ。

