サッカー日本代表はFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でラウンド32敗退。目標としていた「優勝」には手が届かなかったものの、もはやグループリーグ敗退で終わるようなチームでないことを証明した。その一方で、前回のW杯後、明らかに後退した代表チームも存在する。今回は、2022W杯出場国で、当時と比較して期待感が大きく薄れてしまったチームを紹介する。[6/10ページ]
チュニジア代表
カタールW杯成績:グループステージ敗退
北中米W杯成績:グループステージ敗退
最新FIFAランキング:57位
【フランス代表に大金星も…】
FIFAワールドカップ2022(カタールW杯)のグループステージ最終節で、前回王者のフランス代表を1-0で破ったチュニジア代表。決勝トーナメント進出には届かなかったものの、世界屈指の強豪を撃破して大会を去る姿は、北アフリカの雄としての意地を感じさせるものだった。
しかし、その後の4年間でチームは前進するどころか、むしろ停滞した。
アフリカネイションズカップ2023では、マリ代表に敗れ、ナミビア代表と南アフリカ代表にも勝てず、未勝利のまま、まさかのグループ最下位で敗退。大会後にはジャレル・カドリ監督が退任し、代表チームは方向性を失った。
その後、度重なる監督交代がありながら北中米W杯アフリカ予選を無敗で通過したが、そもそも対戦相手が格下ばかりで、恵まれていたことは否めず、決してチームが強化されていたわけではなかった。
【W杯中に異例の指揮官交代】
サブリ・ラムシ監督の元で迎えた北中米W杯で、それは証明される。初戦のスウェーデン代表戦では、相手の強力な2トップと速攻に対応できず1-5で大敗。この試合後、ラムシ監督は解任となり、急遽エルヴェ・ルナール監督が指揮を執ることになった。
しかし、短期間でチームを大幅に立て直せるわけもなく、第2戦で日本代表に0-4で敗れ、敗退が決定。最終節のオランダ代表戦でも1-3で敗れ、3戦全敗。大会を通じて2得点12失点という厳しい数字を残した。
目まぐるしい監督交代の影響でチームがまとまりきれなかった点はもちろん、もう一つの問題は、主力の世代交代を進められなかったことにある。
カタールW杯でフランス代表を破ったチームの中心選手に代わる存在が十分に育たず、ハンニバル・メイブリら一部の若手に重圧が集中。攻撃では明確な得点源を欠き、守備では相手のスピードと強度についていけなかった。

