FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が大詰めを迎えている。世界最高の頂点を懸けて戦う代表チームの監督たちは、それぞれの国の連盟から高額なサラリーで雇用されていることがほとんどだ。今回は、北中米W杯に出場する代表監督の推定年俸ランキングの1位〜10位を紹介する。※年俸は『Salaryleaks.com』を参照。[2/10ページ]
9位:ロナルド・クーマン(オランダ代表)
生年月日:1963年3月21日
推定年俸:300万ユーロ(約5億5,500万円)
国籍:オランダ
【合理主義を貫き…】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の監督高額年俸ランキングで8位タイに入ったひとりが、オランダ代表を率いたロナルド・クーマン監督だ。
現役時代にバルセロナの「ドリームチーム」で黄金期を築き、指導者としても数々の名門を渡り歩いてきた名将は、推定年俸300万ユーロ(約5億5,500万円)で母国を率いた。
グループリーグでは日本代表と2-2で引き分けるなど苦戦を強いられながらも、1位で突破。伝統の攻撃サッカーに固執せず、堅守を基盤に個の能力を活かす現実的な戦術で本大会を戦い抜く構えを見せていた。
【批判も…】
しかし、その実利的なアプローチが命取りとなった。
ラウンド32のモロッコ代表戦で5バックを採用した消極的な采配に対し、自国メディアから「臆病」「伝統の破壊」と猛烈な批判が噴出した。試合中の選手交代などにも疑問符が付き、早期敗退で国民の怒りを買った格好だ。
クーマン監督は敗退後、自身のSNSを通じて、辞任を表明した。日本戦やモロッコ戦のオランダらしからぬ守備的な戦術が批判の対象になり得ることは、監督自身が分かっていたはず。負ければそうなることを覚悟した上で、オランダ代表が勝ち上がるための決断を下したが、勝負師の挑戦は、今大会でうまくいかなった。

