FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が大詰めを迎えている。世界最高の頂点を懸けて戦う代表チームの監督たちは、それぞれの国の連盟から高額なサラリーで雇用されていることがほとんどだ。今回は、北中米W杯に出場する代表監督の推定年俸ランキングの1位〜10位を紹介する。※年俸は『Salaryleaks.com』を参照。[4/10ページ]
7位:ディディエ・デシャン(フランス代表)
生年月日:1968年10月15日
推定年俸:380万ユーロ(約7億300万円)
国籍:フランス
【現実主義者】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の監督高額年俸ランキングで7位にランクインしたのが、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督だ。
1998年大会は選手として、2018年大会は監督としてW杯を制した「レ・ブルー」の象徴であり、推定380万ユーロ(約7億300万円)という高額年俸に恥じない輝かしい実績を誇る。
その最大の特長は、美しいサッカーよりも「勝利」を最優先する徹底した現実主義だ。
戦術に対して「守備的すぎる」という批判は多かったが、結果を出し続けることでそれらを黙らせてきた。
2025年1月に、デシャン監督は今大会を最後に14年間の長期政権に自ら幕を引くことを表明して本大会へと臨んでいる。
【花道を飾れるか】
今大会のフランスは、戦術的な整備を放棄した選手頼みのチームという前評判もあったが、これこそが指揮官の意図した仕込みと言える。
全員が世界トップレベルの個人能力を誇るチームにおいて、デシャン監督は自分の戦術を押しつけることより、選手の個性を邪魔しないマネジメントを選択した。スター同士が衝突してうまくいかないチームは過去多く存在したが、デシャン監督は少なくとも、チームとして同じ方向を向かせることに長けていた。
前線にはキリアン・エムバペを筆頭に異次元のタレントが揃う中、チームは見事にモロッコ代表を破って3大会連続の準決勝進出を達成。豊富な経験と実績があるからこその度胸のある采配で、最高の花道を飾るための進撃を続けている。

