FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が大詰めを迎えている。世界最高の頂点を懸けて戦う代表チームの監督たちは、それぞれの国の連盟から高額なサラリーで雇用されていることがほとんどだが、その一方で、決して厚遇されているとは言えない条件で契約している指揮官もいる。今回は、北中米W杯に挑んだ代表監督たちの推定年俸の低額ランキング1〜10位を紹介する。※年俸は『Salaryleaks.com』を参照。[4/10ページ]
7位:セルゲイ・バルバレス(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)
生年月日:1971年9月17日
推定年俸:23万ユーロ(約4,255万円)
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
【監督経験ゼロからの挑戦】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の監督年俸ランキングで下から7番目になったのは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表を率いるセルゲイ・バルバレス監督だ。年俸は推定23万ユーロ(約4,255万円)となっている。
現役時代はドイツのハンブルガーSVで高原直泰とチームメートだったバルバレスは、代表でキャプテンを務めるほどのレジェンドだ。
しかし、監督としてのキャリアは実質ゼロ。そんな中で、2024年に代表監督に大抜てきされた。
就任から8試合勝利なしとスタート時は不振が続き、批判にも晒された。
それでも、バルバレスは選手たちに「誇りと意志の力」を求め続けチームを再建。2026年3月の欧州予選プレーオフでイタリア代表らを連破し、自国を12年ぶりとなる悲願のW杯へと導いた。
【戦術よりも誇り】
本大会では、初戦で開催国のカナダ代表と対戦し、1−1の引き分けでドロー発進。続くスイス代表戦を落としたものの、最終節でカタール代表に勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。
ラウンド32でアメリカ合衆国代表に敗れて大会から姿を消したものの、エースのエディン・ジェコらを軸に、泥臭く闘う姿勢を見せたことは、国民にも高く評価されている。
監督としての経験値は浅いものの、代表で戦うことの意味を植えつけるという側面において、バルバレスは最適な人物だったと言えそうだ。

