FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が大詰めを迎えている。世界最高の頂点を懸けて戦う代表チームの監督たちは、それぞれの国の連盟から高額なサラリーで雇用されていることがほとんどだが、その一方で、決して厚遇されているとは言えない条件で契約している指揮官もいる。今回は、北中米W杯に挑んだ代表監督たちの推定年俸の低額ランキング1〜10位を紹介する。※年俸は『Salaryleaks.com』を参照。[9/10ページ]
2位:ブビスタ(カーボベルデ代表)
生年月日:1970年1月5日
推定年俸:11万ユーロ(約2,035万円)
国籍:カーボベルデ
【孤島の名将】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)出場48カ国で2番目に年俸が低い監督は、カーボベルデ代表を率いるペドロ・レイタン・ブリト、通称「ブビスタ」だ。年俸は11万ユーロ(約2,035万円)と推定されている。
現役時代に同国代表のセンターバックを務めたブビスタは、2020年に母国の監督に就任。世界15カ国のクラブに散らばる国外生まれの選手たちを一つの集団へと統合した。強固な組織力と高速カウンターを武器とする戦術を構築し、人口わずか50万人強の島国を史上初の本大会出場という新たなステージへと導いた。
【王者アルゼンチンを追い詰めた誇り高き奇跡】
初の夢舞台となった本大会のグループリーグでは、初戦でスペイン代表と0−0で引き分けて世界を驚かせると、続くウルグアイ代表戦とサウジアラビア代表戦も引き分け、グループH2位で決勝トーナメントに進出した。
ラウンド32では、前回王者アルゼンチン代表と対戦。ここでブビスタのチームは勇敢な姿勢を失わず、2度も追いつく不屈の闘志を見せた。延長戦の末、惜しくも2−3で力尽きたものの、大衆の予想を覆す大健闘に「世界に我々のアイデンティティを示せた」と指揮官は胸を張った。
ブビスタは4年後に再びW杯の舞台に戻ることを誓いながら、誇り高く大会をあとにした。

