FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が大詰めを迎えている。世界最高の頂点を懸けて戦う代表チームの監督たちは、それぞれの国の連盟から高額なサラリーで雇用されていることがほとんどだが、その一方で、決して厚遇されているとは言えない条件で契約している指揮官もいる。今回は、北中米W杯に挑んだ代表監督たちの推定年俸の低額ランキング1〜10位を紹介する。※年俸は『Salaryleaks.com』を参照。[8/10ページ]
3位:ダレン・ベズリー(ニュージーランド代表)
生年月日:1972年10月5日
推定年俸:13万ユーロ(約2,405万円)
国籍:イングランド
【15年の絆】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の監督高額年俸ワーストランキングで3位につけたのが、ニュージーランド代表を率いたダレン・ベズリー監督だ。推定年俸は13万ユーロ(約2,405万円)とされる。
ベズリー監督は、イングランド出身で、現役時代はワトフォードなど国内クラブで活躍。2005年にニュージーランドのNZナイツFCに加入したのをきっかけにニュージーランドとの絆が深まり、現役引退後は指導者の道を歩み、U-17からオリンピック代表まで各世代の指揮官を歴任。
同国フットボールの発展を最前線で15年以上も見守り続けたパイオニアは、2024年にA代表の監督へと登り詰め、自らが手塩にかけて育て上げた育成の結晶とともに、悲願の夢舞台へと挑んだ。
【未来への勝ち点1】
4大会ぶり3度目の大舞台に臨んだチームだったが、世界の分厚い壁がベズリーの前に立ちはだかった。
初戦のイラン代表戦こそ2−2で引き分けたものの、続くエジプト代表戦とベルギー代表戦では世界基準の個の力に圧倒され、終わってみれば1分2敗の最下位で大会を後にした。
地元メディアからは「世界との距離が浮き彫りになった」と冷徹な評価も下されたが、長年蒔き続けた「育成の種」が最高峰のピッチで発芽した意義は計り知れない。
ベズリー監督とともに刻んだこの勝ち点1は、同国フットボール界の未来を照らす道標となる。

