FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が熱狂のうちに幕を降ろした。出場国が48カ国に増えた今大会では、初出場や久々の出場となる国も多かった。その中で、大躍進を遂げた国がある一方で、国民の期待に応えられず、早期敗退となったチームもある。今回は、そんな「期待を裏切った国」をピックアップし、その戦いぶりを振り返る。[3/10ページ]
日本代表
監督:森保一
北中米W杯成績:ラウンド32(1勝2分け1敗)
大会前FIFAランキング:18位
【見慣れた景色】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で、あまりにも壮大な「優勝」という目標を掲げて大舞台に挑んだサッカー日本代表。欧州主要リーグで主力を張る精鋭たちが集結し、誰もが「史上最強」であることに太鼓判を押していた。
強豪の仲間入りを果たす期待は最高潮に達していたが、現実はラウンド32で終戦。ブラジル代表の前に力負けを喫し、悲願である決勝トーナメントでの初勝利という「新しい景色」の眺望はまたしても拝めなかった。
【カタールの熱狂を超えられず】
ブラジル代表戦の後半、ピッチ上で見せつけられた個のクオリティの差を思えば、この結果は致し方ない側面もある。
ただ、人々の失望を誘ったのは、世界との距離が縮まった実感を掴めなかった点だろう。
今大会の4試合で挙げた白星は、FIFAランキング45位のチュニジア代表戦のみ。オランダ代表戦とブラジル戦では波乱を起こせなかった。
4年前のカタール大会では、ドイツ代表やスペイン代表を次々と撃破し、世界を驚かせ、国中が熱狂した。期待以上の結果である。
そこから進化を遂げたはずの史上最強の日本代表であれば、優勝とはいわないまでも、ノックアウトステージ初戦の壁を突き崩すことが期待されたのは自然なことで、その落差に、ほろ苦い現実が残る。

