FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が熱狂のうちに幕を降ろした。出場国が48カ国に増えた今大会では、初出場や久々の出場となる国も多かった。その中で、大躍進を遂げた国がある一方で、国民の期待に応えられず、早期敗退となったチームもある。今回は、そんな「期待を裏切った国」をピックアップし、その戦いぶりを振り返る。[8/10ページ]
トルコ代表
監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ
北中米W杯成績:グループステージ敗退(1勝0分け2敗)
大会前FIFAランキング:22位
【久々のW杯で…】
6大会ぶり3回目の出場となったトルコ代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でダークホースとして注目されていた。
2024年に行われたUEFA欧州選手権(ユーロ2024)でベスト8に進出し、ベテランと若手が融合するチームは選手個々の能力も高いため、評判はすこぶるよかったものの、その挑戦はグループステージ敗退という、あまりにもあっけない幕切れとなった。
本大会で露呈したのは、深刻な得点力不足だ。初戦のオーストラリア代表戦を0-2で落とすと、焦りからか攻撃の連動性は低下。チャンスは作るものの、ゴール前でのクオリティを欠く重苦しい展開が続いた。
【数的有利でも…】
その致命的な弱点が最悪の形で表れたのが、敗退を決定づけた第2節のパラグアイ代表戦だった。
前半終了間際に相手が退場者を出し、後半をすべて数的優位で戦うチャンスを得ながらも、最後までゴールネットを揺らすことができず。立ち上がりの失点が決勝点となり、0−1で敗れた。
グループリーグ最終節でアメリカ合衆国代表に勝利したものの、時すでに遅し。夢に見た大舞台は、たったの3試合で幕を閉じた。
主将ハカン・チャルハノールは「皆さんにお詫びしたい」と謝罪。その後、ショックでしばらく携帯電話の電源を切り、雲隠れしたとも報じられていた。
そのチャルハノールのほかにも、レアル・マドリードで輝くアルダ・ギュレルのような若手もおり、世界に通用するタレントがそろっていただけに、早期敗退は予想外だった。

