
予想外の大活躍!? 北中米W杯で“世界に見つかった”10人【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の全104試合の日程を終えた。史上最多48チームが参加したフットボールの祭典で、世界へ猛アピールに成功した選手は誰だったのか。今回は、今大会を通して大きな注目を集めた10人の選手をピックアップして紹介する。[9/10ページ]
MF:ペドロ・ヴィテ(エクアドル代表)

エクアドル代表MFペドロ・ヴィテ【写真:Getty Images】
生年月日:2002年3月9日
所属:プーマス(メキシコ)
北中米W杯成績:4試合0得点1アシスト
【大金星の立役者】
コートジボワール代表とのグループリーグ初戦に敗れたエクアドル代表は、第2戦でもキュラソー代表とまさかの引き分け。ラウンド32進出には、第3戦で格上ドイツ代表を破ることが絶対条件だった。
この大一番で圧巻のパフォーマンスを披露したのが、チェルシー所属のモイセス・カイセドとボランチでコンビを組んだペドロ・ヴィテである。
身長172cmと小柄ながら、球際の強さと相手の懐へ潜り込む巧みさを武器に、高いボール奪取能力を発揮。ドイツ代表戦では先制を許したものの、ヴィテのボール奪取からカウンターが始まり、前半早々に同点ゴールが生まれると、後半には彼のセットプレーから逆転弾も生まれた。
レフティーのゲームメーカーとしても高い能力を備え、大会を通して正確な左足から何度も決定機を演出。セットプレーや低い位置からの展開、相手DFの間を通すスルーパスで、ゴールにつながっても不思議ではない場面を幾度となく生み出した。
【今大会に限ればカイセド以上の存在感】
タックル数、キーパス数、地上戦勝利数はいずれもチーム沙汰。今大会に限れば、カイセド以上のインパクトを残したと言っても過言ではないだろう。
ヴィテはカイセドやピエロ・インカピエ、ウィリアン・パチョらと同じインデペンディエンテ・デル・バジェのアカデミー出身で、2020年にはU-20コパ・リベルタドーレス制覇も経験している。
エクアドルの黄金世代とも言える同世代の彼らと比べると、世界的な知名度を得るまでには時間を要した。今大会での活躍をきっかけに、欧州のビッグクラブへステップアップを果たしても不思議ではない。