
北中米ワールドカップ、期待外れに終わったワーストイレブンは?【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)・決勝が行われ、スペイン代表が2010年以来となる2度目の戴冠を果たした。全104試合、1ヶ月超に及ぶ激闘の中で、センセーショナルな活躍を見せた選手もいれば、大きな期待を受けながらいまひとつなパフォーマンスとなった選手もいる。今回は、北中米W杯で期待外れに終わった選手を選出する。[11/12ページ]
LWG:ソン・フンミン(韓国)

韓国代表のソン・フンミン【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月8日
北中米W杯成績:3試合0ゴール0アシスト
【史上最高のアジア人選手】
北中米ワールドカップのソン・フンミンに、全盛期の力は残されていなかったのだろうか。
トッテナム・ホットスパーで長年活躍し、アジア人として初となるプレミアリーグ得点王にも輝いたソンフンミン。間違いなくアジア人史上最高の選手であり、韓国代表でもその能力は幾度となく発揮されてきた。
特にW杯では印象的な活躍が多い。2018年のロシア大会では、ドイツ代表を奈落に突き落とす長距離スプリントからのダメ押し弾を叩き込み、前回のカタール大会は得点を奪わなければ敗退という中で、複数の相手DFに囲まれながらもラストパスを送り、奇跡のグループリーグ突破の立役者となった。
34歳で迎えた北中米大会は年齢的にも最後の大会となることが濃厚。韓国の英雄の最後の雄姿に期待が集まった。
【地元紙からも批判】
しかし、その期待が重荷になったのか、同選手はらしくないプレーが続く。
グループステージ第1節・チェコ戦では、6本のシュートを放つも無得点。抜け出した決定機も仕留め切れず、気合が空回りしている印象を受けた。
続くメキシコ戦はシュートを1本も放つことができないまま、後半開始早々に交代。途中交代で出場した南アフリカ共和国との一戦でもゴール前でプレーする場面は少なく、こうした局面を打開してきた圧倒的な個は鳴りを潜めた。
韓国は南アフリカに敗れまさかのグループリーグ敗退。ホン・ミョンボ監督が批判にさらされる中、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は得点期待値が1を超えながら無得点に終わったエースの不振がこのような結果を生んだ可能性があると指摘している。
全盛期の決定力はまさにワールドクラスだった。だからこそ、今大会の低調ぶりは一時代の終焉を予感させるには十分すぎるものとなってしまった。