
北中米ワールドカップ、期待外れに終わったワーストイレブンは?【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)・決勝が行われ、スペイン代表が2010年以来となる2度目の戴冠を果たした。全104試合、1ヶ月超に及ぶ激闘の中で、センセーショナルな活躍を見せた選手もいれば、大きな期待を受けながらいまひとつなパフォーマンスとなった選手もいる。今回は、北中米W杯で期待外れに終わった選手を選出する。[6/12ページ]
DMF:アレクサンデル・パヴロビッチ(ドイツ)

ドイツ代表のアレクサンデル・パヴロビッチ【写真:Getty Images】
生年月日:2004年5月3日
北中米W杯成績:4試合0ゴール0アシスト
【市場価値は100億円を超えるが…】
ドイツ代表のダブルボランチの一角だったアレクサンデル・パヴロビッチは、相方とは対照的なパフォーマンスに終始した。
バイエルン・ミュンヘン所属のパヴロビッチは成長著しい22歳。同クラブのユースで育ち2023/24シーズンにトップチーム定着を果たすと、攻守にバランスをとる舵取り役として、現在はヨズア・キミッヒとコンビを組んでいる。
市場価値も9000万ユーロ(約162億円)と高騰し、次世代ボランチの代表格となれるような高い評価を受けている。
そんな同選手は、北中米ワールドカップに挑むドイツ代表の一員に選ばれ、フェリックス・ヌメチャとボランチコンビを結成した。しかし、その活躍は対照的なものだった。
【地上戦勝率はわずか26%】
ヌメチャは初戦のキュラソー戦で先制点のゴラッソを沈め、2戦目のコートジボワール戦では相手の急所を突くような縦パスでデニス・ウンダフの決勝点をアシスト。まさにチームを勝たせる値千金の活躍を見せた。
対するパヴロビッチは、守備面で苦戦。ブンデスリーガで見せていた出足の鋭いタックルは鳴りを潜め、地上戦勝率は26%と守備的MFの数字としてはかなり寂しい数字となっている。
出場4試合で13回のファウルを犯し、これは今大会に出場した選手の中で4番目に高い数字だ。このランキングは6試合以上出場した選手が上位を占めており、パヴロビッチのファウルの多さが目立つ。
ドイツ代表のレジェンドであるフィリップ・ラームの同選手のパフォーマンスについて「中盤は不安定で、パヴロビッチは印象的な活躍をしていない。容易にターンオーバーできる選手」と不満げな様子だ。
将来のドイツ代表を引っ張っていくMFの初めてのW杯は、ほろ苦いものとなった。