
北中米ワールドカップ、期待外れに終わったワーストイレブンは?【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)・決勝が行われ、スペイン代表が2010年以来となる2度目の戴冠を果たした。全104試合、1ヶ月超に及ぶ激闘の中で、センセーショナルな活躍を見せた選手もいれば、大きな期待を受けながらいまひとつなパフォーマンスとなった選手もいる。今回は、北中米W杯で期待外れに終わった選手を選出する。[7/12ページ]
CMF:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)

ポルトガル代表のブルーノ・フェルナンデス【写真:Getty Images】
生年月日:1994年9月8日
北中米W杯成績:5試合0ゴール1アシスト
【プレミア記録を樹立】
稀代のアシストマシーンと伝説のストライカーとの相性は最悪だった。
ブルーノ・フェルナンデスは創造性あふれる正確無比なパスを武器に、マンチェスター・ユナイテッドで長年活躍してきた。
特に昨季はリーグ戦21アシストを記録し、プレミアリーグレコードを樹立。ティエリ・アンリやケヴィン・デ・ブライネの記録を超え、サッカー史に名を刻んだ。
そんな最高の状態で迎えた北中米ワールドカップでは、6度目のW杯を迎えたクリスティアーノ・ロナウドとの共演が期待された。アシストマシーンとゴールハンターが躍動すれば、W杯優勝も夢ではなかったのは間違いない。
しかし、そんな想定を裏切るように、31歳の司令塔は不調に陥った。
【アシスト王が敗退後に悔やんだこと】
グループリーグ初戦のコンゴ民主共和国戦では、ヴィティーニャやベルナルド・シウバなど、クラブでブルーノと同じように攻撃を組み立てる役割を担う選手たちが多すぎるためピッチが渋滞し、攻撃が停滞する。
その結果、背番号8は相手の最終ラインへと吸収され、チャンスメイクすらままならなかった。
続くウズベキスタン戦では、カウンターから絶妙なラストパスでロナウドの2点目をアシストし、ついにホットライン開通かと思われたが、現実はそう簡単にはいかない。
コロンビア戦からは再びDRコンゴ戦に逆戻りしてしまった。劇的勝利をおさめたクロアチア戦も1点はPK、もう1点はロナウドと交代したゴンサロ・ラモスのヘディング弾であり、前3試合からの問題点が解決したとは言えなかった。
0-1で敗れてしまったスペイン戦でも、この問題は顕著だった。カウンター時にロナウドがボールを握り、ブルーノが裏抜けを狙うといういびつな構造も見られ、それまで大会無失点を誇っていたスペインの堅守に抑え込まれてしまった。
ブルーノは試合後、試合後半に守備的に戦い過ぎたことを悔やんだ。5試合1アシストという成績は、プレミアアシスト王の記録としては余りに寂しい数字となっている。