
2026/27シーズン、欧州挑戦を果たす日本人選手たち【写真:Getty Images】
2026/27シーズンに向けて、Jリーグから海を渡る日本人選手が相次いでいる。ベルギーやドイツ、フランス、ポルトガル、そして日本人選手史上初となるスペインの名門まで、行き先は様々だ。今回は、この夏に欧州挑戦を決めた10人の選手をピックアップし、今後への期待をまとめた。※所属・成績は7月29日時点の『Transfermarkt』に基づく[6/10ページ]
MF:宇野禅斗(うの・ぜんと)

清水エスパルスでプレーする宇野禅斗【写真:Getty Images】
生年月日:2003年11月20日(22歳)
移籍:清水エスパルス → ボルシアMG(ドイツ1部・完全移籍)
2026年百年構想リーグ戦成績:17試合1得点
【町田から清水へ、そして主将に】
福島県出身の宇野禅斗は、青森山田高校からFC町田ゼルビアに加入し、2024年7月に清水エスパルスへレンタル移籍。J2リーグの12試合で2得点をあげると、翌2025シーズンから完全移籍に切り替わった。
ボール奪取力と豊富な運動量を武器にボランチとして定着し、2026年には22歳の若さ(クラブ史上最年少)でキャプテンを任されるまでに成長した。
J1百年構想リーグでは17試合に出場し1得点をマーク。同年7月のEAFF E-1サッカー選手権では日本代表に初選出され、2試合でピッチに立った。海外組がいない中での抜擢だったが、初先発を果たした中国戦では攻守に光るプレーを見せた。
【最大の武器は…】
2026年6月、ブンデスリーガの古豪ボルシア・メンヒェングラートバッハへの完全移籍が発表された。契約期間は2030年までの4年間だという。
獲得にあたり、クラブのスポーツディレクターを務めるルーベン・シュレーダー氏は公式サイトを通じて「守備的思考を持ち、戦術規律が高く、デュエルと走力に優れている。最大の武器はボールを持っていない状況でのプレーにある」と分析し、新シーズンの戦術との高いフィット感を獲得理由に挙げた。
清水を「笑顔を思い出させてくれた」クラブと語る宇野が、名門の一員として初の海外挑戦でどこまで戦術的な信頼を勝ち取れるか注目される。