
2026/27シーズン、欧州挑戦を果たす日本人選手たち【写真:Getty Images】
2026/27シーズンに向けて、Jリーグから海を渡る日本人選手が相次いでいる。ベルギーやドイツ、フランス、ポルトガル、そして日本人選手史上初となるスペインの名門まで、行き先は様々だ。今回は、この夏に欧州挑戦を決めた10人の選手をピックアップし、今後への期待をまとめた。※所属・成績は7月29日時点の『Transfermarkt』に基づく[8/10ページ]
MF:石渡ネルソン(いしわたり)

セレッソ大阪でプレーする石渡ネルソン【写真:Getty Images】
生年月日:2005年5月10日(21歳)
移籍:セレッソ大阪 → シント=トロイデンVV(ベルギー1部・完全移籍)
2026年百年構想リーグ戦成績:17試合0得点
【9年間過ごした愛着あるクラブを離れる決断】
京都府出身、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ石渡ネルソンは、下部組織時代を含めセレッソ大阪で約9年間を過ごした。
2023年にトップチーム昇格すると、愛媛FCおよびいわきFCへの期限付き移籍で経験を積み、2026年にC大阪へ復帰。J1百年構想リーグで17試合に出場する主力へと成長した。ロサンゼルス五輪を目指すU-23世代の代表としても評価が高く、2年後の大舞台での躍動も期待されている。
その中で「セレッソ大阪は自分が1番大好きなクラブ」としながらも、さらにその先の4年後を見据えた成長のために今の決断が必要だと判断したという。
同選手はクラブの公式サイトを通じて、「もっとピンクのユニフォームを着てプレーしたいという気持ちもありました」と断腸の思いを語っている。
【185cmの長身を生かした推進力に期待】
2026年7月、ベルギー1部シント=トロイデンVVへの完全移籍が発表された。獲得したSTVVの立石敬之CEOは「かなり前から石渡ネルソン選手を追いかけていた」と前置きした上で、以下のようにストロングについて見解を述べる。
「中盤の複数のポジションでプレーでき、攻守両面において豊富な運動量と献身的なプレーを持っています。前への推進力や185cmの体格を活かしたデュエルの強さを発揮して、STVVの中盤を支えくれることを期待しています」
長いリーチを活かした前への推進力とボール奪取力を武器に、ベルギーの舞台でどれだけ存在感を発揮できるかが注目される。