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「失敗の数をもっと減らさないと」川崎フロンターレは敗戦の苦しみから這い上がる。「もっと賢くできたんじゃないか」

text by 編集部 photo by Getty Images

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川崎フロンターレ 長谷部茂利監督

【写真:Getty Images】

川崎フロンターレ長谷部茂利監督が横浜FC戦へ抱負

 川崎フロンターレの長谷部茂利監督は12日、あさって14日に行われる横浜FC戦に向けて、オンライン取材に応じた。きのうは首位を走る鹿島アントラーズに先制点を奪いながらも2-1の逆転負け。AFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)後、初めてのホーム戦で勝利を誓った。

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「結果がついてきていないところでは苦しい思いをしていますが、選手の顔色は悪くない。チャンスがゼロではなく、決められた場面で決めていくこと。練習でも点数を取るための練習をしています。継続して」ときのうの悔しい逆転負けを喫した試合を改めて振り返り、できたことを引き続き続けていくと語った。
 
 きのうの鹿島戦ではセットプレーから開始7分で先制点を奪ったが、その後のチャンスで中々決め切ることができず、逆に相手の良い時間帯になったときに追いつかれ、そのまま逆転を許してしまった。

 鹿島戦ではオープンな展開が長く、その中で主導権を明け渡す形になった。「アタッキングサードで無理に攻めなくても、ボールを動かす時間があってもいい」としたうえで、「使い分けも含めてもっと賢くできたんじゃないかなと思います」とボールを失わず、保持する意識を持つことも大切だとした。

 その浸透度合いについては、「(仮に)ボールを前からプレッシャーに行って相手コートで取れたら成功ですけど、取れなかったら不成立と考えると失敗はある。成功したときに得点につながれば非常に有益、大成功」と前置きをしたうえで、きのうのゲームをみつめた。

「(きのうは)良い奪い方をしていたけど、得点にならなかったので失敗の数をもっと減らさないといけないし、さらに合わせて連動して守備ができるように、攻撃は点数を取るところまでが攻撃なので成功を収めたい」

 14日はおよそ3週間ぶりのホーム・等々力。地の利も生かして今度こそ勝利を手にする。

「ずっとアウェイが続いて、サウジアラビアには特に大遠征で来ていただいて、だいぶ力になりました。恩返しできるように、久しぶりの勝利を届けられるようにしたい」と横浜FC戦へ決意を新たにした。

(取材・文:編集部)

 
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【了】

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