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明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、中盤を本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)
1位:マテウス・サヴィオ

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月15日
所属クラブ:浦和レッズ
能力値:84(攻撃力85、テクニック95、スピード90、パワー75、守備力75)
スペシャリティ(特殊能力):抜群のボールキープ
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圧倒的なテクニックとスピードで相手ディフェンスを翻弄する“浦和レッズのクラッキ”だ。FWから左右のサイドハーフ、トップ下にいたるまで、攻撃的なポジションであればどこでもこなせるが、独力での突破力というスペシャリティが最も生きるのは左サイドハーフだろう。
ただし、外側に張っているよりも、自由に流れてインサイドで味方からのパスを受けたり、引きながら受けてサイドバックを追い越させたりといったように、周囲とのコンビネーションも織り交ぜた幅広い攻撃の絡みをすることで、崩しの一手が研ぎ澄まされていく特色がある。
基本的には高い位置で仕掛けてスルーパスやクロス、シュートを狙うが、第12節のサンフレッチェ広島戦で金子拓郎のゴールをアシストしたシーンのように、自陣の守備からランニングのような高速ドリブルでボールを一気に運んで、決定機に持ち込むようなプレーも備えている。
セットプレーの右足キッカーとしても優れており、今シーズンの浦和ではショートコーナーなど、いわゆるデザインされたセットプレーから得点を演出するシーンも多い。第11節の横浜F・マリノス戦では壁の右外を破る直接FKのゴールを決めた。
攻撃がフォーカスされやすいが、求められる守備を当たり前のようにこなす、献身的なハードワーカーでもある。
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