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明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、中盤を本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)
10位:井手口陽介(いでぐち・ようすけ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月23日
所属クラブ:ヴィッセル神戸
能力値:79(攻撃力70、テクニック80、スピード70、パワー85、守備力90)
スペシャリティ(特殊能力):単独ボール奪取
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2018FIFAワールドカップ(W杯)ロシア・アジア最終予選のオーストラリア代表戦、当時21歳と8日で井手口陽介が決めたゴールは、中田英寿氏に次ぐ2番目に若い記録となっている。若くして代表レベルで輝かしいキャリアを築いたが、ボランチとしてのクオリティは、今が過去最高レベルにあると言える。
カバー範囲が非常に広く、171cmと決して大柄ではないが、コンタクトプレーにめっぽう強い。イーブンボールやセカンドボールの奪い合いはまず負けない。攻守の切り替えが素早く、また、爆発的なフリーランニングも備えており、高強度のスタイルを掲げるヴィッセル神戸の中盤における重要性は大きい。
チームのスタイルによっては攻守に“動きすぎ”と指摘する声もあるが、神戸では見事にマッチしている。バランスワークに優れるタイプのボランチとの相性は抜群だ。
神戸では、2024年に加入してしばらくは戦術的なフィットに苦労したというが、井手口がスタイルを理解するだけでなく、吉田孝行監督や周りの選手が井手口のストロングを理解したことが、チームに溶け込む助けになったようだ。
守備的なイメージが強くなりがちだが、正確なキックの持ち主であり、セットプレーのキッカーとしてもハイレベルな仕事ができる。