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今季のJリーグでは、平時と異なるレギュレーションが適用されている。FIFAクラブワールドカップ2025が6月14日~7月13日にアメリカで開催されることを受け、出場クラブが所属する各国のサッカー協会は6月1日~10日に特別登録期間を設けた。今回は、この期間を活用して即戦力を補強できたJ1クラブをランキング形式で紹介する。※情報・成績は16日時点
5位:ファジアーノ岡山

【写真:Getty Images】
2025リーグ順位:13位(6勝6分8敗)
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クラブ史上初となるJ1に挑んでいるファジアーノ岡山は、ここまで6勝6分8敗の13位と十分な評価を受けて然るべき成績を残している。だが、6月の特別登録期間での振る舞いを見る限りでは、クラブは残留ではなく、あくまでより高みを目指しているようだ。
6月に“ファジレッド”のユニフォームを身に纏うことが決まったのは、川浪吾郎、本山遥、ウェリック・ポポの3人だ。ゴールキーパー、ディフェンダー、そしてフォワードと、バランス良く戦力補強を実施した形である。
1番手の守護神としてプレーした経験は多くないものの、2010年から続くプロキャリアの中で経験と落ち着きを会得した34歳の川浪は、絶対的守護神であるスベンド・ブローダーセンに万が一のことがあった際のバックアッパーとして期待が懸かる。
本山は2022~2024シーズンにかけて岡山でプレーした選手であり、ヴィッセル神戸に旅立ったのはわずか5カ月前。木山隆之監督が率いるチームの事情をよく知っている。
そして、“大化け”の可能性を秘めているのがブラジル人アタッカーのポポだ。
190cm・86kgの巨漢ストライカーは、同じく屈強な体格でチームの攻撃に迫力を加えているルカオの代役となり得る逸材。日本のサッカーにどこまでフィットするのか未知数の部分はあるが、2025シーズンにレッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)で公式戦18試合4得点2アシストをマークした男は“フィジカルモンスター”の異名を取るルカオをも凌ぐ存在となれるだけのポテンシャルを持っている。
派手さはないが、チームの骨格を成すポジションにピンポイントで新戦力を追加した岡山。最高のシーズン後半戦を過ごすため、打てる手は打った格好だ。