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「夏は連戦だったら苦しくなってくる」山田新が見据える暑さとの戦い。川崎フロンターレが「気持ちよくやれるように」

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川崎フロンターレ 山田新

【写真:編集部】

山田新がゴールを奪ったことでつかみつつある感覚

 川崎フロンターレは17日、21日のヴィッセル神戸戦へ向けて練習を再開した。11日に行われた天皇杯で2ゴールを挙げた山田新は、徐々にストライカーとしての感覚を取り戻しているようだ。これから本格的に迎える夏場の戦いにおいて、試合を優位に進めるためにも背番号20のゴールがさらに必要になってくる。

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「ゴールを決めれたことで積極的に打てるようにはなってると思います」

 やはり、ストライカーにとってゴールは最良の薬なのだろうか。11日、福島ユナイテッドFCとの天皇杯2回戦で山田は2ゴールを奪った。

 3月29日の第7節・FC東京戦以来、およそ2か月半ぶりの公式戦でのゴールだった。

 昨季はリーグ戦で日本人最多タイとなる19得点を挙げ、大卒2年目ながら大ブレイクしたが、今季はここまでリーグ戦でわずか2得点。得点を取れたことで、意識は変わった。

「もっと前よりゴールを目指せてると思うし、シュートに向かえていると思うんで、継続してやることも大事ですし、チームとしてもっとチャンスを作れるようにやっていけたらいいなと思います」

 個人の感覚は少しずつ良くなっているが、チームとしての課題もある。リーグ戦6試合負けなしと数字だけを見れば良い部分もあるが、直近の横浜FC戦は理想とはほど遠い内容だった。

「落ち着いて押し込む時間ができないと、夏は連戦だったら苦しくなってくる。パスの本数も少なかったと思うし、みんな気持ちよくやれるようにボールを握って、押し込みながらやれれば、フロンターレらしいサッカーができる」と持ち前のパスワークで相手を圧倒する川崎らしいサッカーがこれからの夏場においては重要になってくるという。

 この日の川崎市は30度を超える暑さだった。山田自身、暑さに対して「普通です」と答えたが、「ハードワークしないといけないけど、プレーを頑張るところと休むところを選ばないといけないと思います。前から行くところと行かないところ、チームとして目線を揃えることが大事になってくる」とした。

 もちろん、チームが川崎らしいサッカーを体現する中で、ゴールを奪うことこそが山田の仕事になる。

「(ストライカーとしての)責任はあると思いますし、夏になってくると、ゴールを奪うことが相手の心を折る1番大きなことだと思う。早い時間から取れればより楽にゲームを進められると思いますし、得点にこだわっていきたいなと思います」

(取材・文:編集部)
 

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【了】

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