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藤江直人

イニエスタが感じるヴィッセル神戸の「分岐点」。生まれ変わったチームで抱く充実感とは?【この男、Jリーグにあり/前編】

バルセロナとスペイン代表で数多くの栄光を勝ち取ってきたアンドレス・イニエスタは、ロシアワールドカップを終えた2018年夏にヴィッセル神戸にやってきた。神戸での1年半は度重なる監督交代をはじめ、決して順風満帆とはいかなかったが、トルステン・フィンク監督の下で昨季は天皇杯制覇を達成した。さらなる高みを目指すクラブをけん引するイニエスタは、「重要な分岐点になると感じている」という。(取材・文:藤江直人)

「これからの川崎フロンターレ」を担う三笘薫と旗手怜央。小林悠の期待と鬼木達監督の評価【この男、Jリーグにあり/後編】

明治安田生命J1リーグ第1節・川崎フロンターレ対サガン鳥栖が2月22日に行われ、0-0のドローに終わった。この試合の65分に、三笘薫と旗手怜央が同時にピッチに立った。2人の大卒ルーキーを、鬼木達監督と昨年までキャプテンを務めた小林悠はどのように見ていたのだろうか。(取材・文:藤江直人)

川崎フロンターレの大卒ルーキーが抱くクラブ愛と後悔。三笘薫と旗手怜央は開幕戦に何を感じたのか【この男、Jリーグにあり/前編】

明治安田生命J1リーグ第1節・川崎フロンターレ対サガン鳥栖が2月22日に行われ、0-0のドローに終わっている。この試合の65分に投入されたのは、筑波大学から加入した三笘薫と順天堂大学から加入した旗手怜央。覇権奪回を目指す川崎の中で、新たな戦力として期待される2人の大卒ルーキーは、どのようなプレーを見せ、何を感じたのだろうか。(取材・文:藤江直人)

ガンバ大阪・遠藤保仁が一番悔しかったのは…。「やめる気はない」40歳を進化させる原動力とは?【この男、Jリーグにあり/後編】

日本代表として最多の152試合出場という大記録を持つ遠藤保仁は、23日の横浜F・マリノス戦でJ1最多記録に並ぶ通算631試合出場を達成した。Jリーグと日本代表で輝かしいキャリアを持つ遠藤だが、ドイツワールドカップでフィールドプレーヤーとして唯一、出場機会がないという悔しい経験もしている。しかし、「2006年の夏が一番悔しかったのか」という問いに首を振った遠藤は、意外な大会の名前を挙げた。(取材・文:藤江直人)

ガンバ大阪・遠藤保仁は浸らない。大記録へと結びつけた「何歳になっても変わらない思い」【この男、Jリーグにあり/前編】

明治安田生命J1リーグ第1節でガンバ大阪は横浜F・マリノスを2-1で破った。この試合にフル出場したMF遠藤保仁は、631試合のJ1歴代最多出場記録に並ぶ金字塔を打ち建てている。「あまりその記録には興味はないですけど」と、遠藤は喜びに浸ることを避けるが、「何歳になっても変わらない思い」を吐露している。(取材・文:藤江直人)

ガンバ大阪・昌子源は日本とフランスのハイブリッドに。「優勝できなければ何位でも一緒」【この男、Jリーグにあり/後編】

2020年シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕は21日に開幕する。1年間の海外挑戦を終えた昌子源は、ジュニアユース時代を過ごしたガンバ大阪の一員としてプレーすることとなった。鹿島アントラーズやトゥールーズでの経験値を糧にしながら、「ガンバの昌子」は不退転の決意を持って新シーズンへと挑む。(取材・文:藤江直人)

ガンバ大阪・昌子源がフランスで感じた“厳しさの基準”。「メディカルとあまり上手くいってなくて…」【この男、Jリーグにあり/前編】

2020年シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕は21日に開幕する。1年間の海外挑戦を終えた昌子源は、ジュニアユース時代を過ごしたガンバ大阪の一員としてプレーすることとなった。今季のトゥールーズでは怪我に悩まされた元日本代表DFは、「言い方が難しいな」と言葉を選びながらも、日本とフランスの違いについて言葉を紡いでいる。(取材・文:藤江直人)

ヴィッセル神戸は横浜F・マリノスから「学ばなければいけない」。山口蛍が感じた課題とは?【この男、Jリーグにあり/後編】

8日に行われたFUJI XEROX SUPER CUPは、3-3で突入したPK戦でヴィッセル神戸が横浜F・マリノスを破り、初優勝を飾った。3点目のゴールを奪った山口蛍は、PK戦では7人目のキッカーとして試合を決めた。最終的にはJ1王者を撃破したものの、「自分たちが学ばなければいけない」と山口は対戦を振り返っている。(取材・文:藤江直人)

山口蛍が指摘するヴィッセル神戸の弱さと悪癖。「5バックで失点するのはちょっと…」【この男、Jリーグにあり/前編】

8日に行われたFUJI XEROX SUPER CUPは、3-3で突入したPK戦でヴィッセル神戸が横浜F・マリノスを破り、初優勝を飾った。3度のリードを奪いながら90分間で勝利できなかったチームに対して、3点目のゴールをマークしたMF山口蛍は厳しい言葉を発している。(取材・文:藤江直人)

広瀬陸斗が鹿島アントラーズに来た理由。「今後のサッカー人生に必要なものがここで得られる」【この男、Jリーグにあり/後編】

鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでメルボルン・ビクトリーと対戦。0-1で敗れた鹿島は、グループステージ出場権を逃している。タイトル獲得を「義務」と語る広瀬陸斗は、J1王者・横浜F・マリノスを離れてまで鹿島に移籍した理由を語っている。(取材・文:藤江直人)

広瀬陸斗が横浜F・マリノスを去る理由。クラブと仲間の慰留を振り切ってまで貫いた決断【この男、Jリーグにあり/前編】

DF広瀬陸斗は、横浜F・マリノスから鹿島アントラーズに移籍した。昨季はJ1で20試合に出場し、AFCチャンピオンズリーグを戦うマリノスにとっては当然、今季も必要な戦力として数えられていた中で、なぜマリノスを離れるという決断を下したのか。広瀬は鹿島加入に際して「義務」という言葉を口にしている。(取材・文:藤江直人)

内田篤人は「準備期間が短かった」とは思わない。言い訳を振り払って向き合う敗北の理由【この男、Jリーグにあり/後編】

鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでメルボルン・ビクトリーと対戦した。54分に失点した鹿島は0-1で敗れ、グループステージ出場を逃している。前編で鈴木満取締役フットボールダイレクターは「昨季の後半戦よりはよかった」と前を向いたが、DF内田篤人は準備期間の短さを否定した。そして、敗北の理由に向き合い、自身の不甲斐なさを悔いた。(取材・文:藤江直人)

内田篤人はACL敗退に何を思う。「一発勝負に強かった」鹿島アントラーズが恐れているのは…【この男、Jリーグにあり/前編】

鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでメルボルン・ビクトリーと対戦した。54分に失点した鹿島は0-1で敗れ、グループステージ出場を逃している。元日に天皇杯決勝を戦ったチームとザーゴ新監督に与えられた準備期間はあまりにも短かった。それでも、戦況をベンチで見守ったDF内田篤人は常勝チームで戦う矜持と、久々に本戦出場を逃した無念さを露わにした。(取材・文:藤江直人)

青森山田MF松木玖生が見据えるのは欧州。16歳らしからぬ状況判断はなぜできるのか(後編)【全国高校サッカー選手権】

第98回全国高校サッカー選手権大会は、青森山田に勝利した静岡学園の優勝で幕を閉じている。青森山田の松木玖生は1年生ながら、ボランチとして全5試合に出場しランキング3位の4得点という成績でインパクトを残した。16歳らしからぬそのプレーには黒田剛監督も太鼓判を押している。将来性を秘めた松木の成長の過程を前後編に分けて迫っていきたい。(取材・文:藤江直人)

青森山田MF松木玖生。「柴崎岳が1年生のときよりも…」黒田剛監督も目を細める立ち振る舞い(前編)【全国高校サッカー選手権】

第98回全国高校サッカー選手権大会は、青森山田に勝利した静岡学園の優勝で幕を閉じている。青森山田の松木玖生は1年生ながら、ボランチとして全5試合に出場しランキング3位の4得点という成績でインパクトを残した。16歳らしからぬそのプレーには黒田剛監督も太鼓判を押している。将来性を秘めた松木の成長の過程を前後編に分けて迫っていきたい。(取材・文:藤江直人)

静岡学園の10番・松村優太は「TVに映っている試合は強い」。契機になったコンバートと地元大阪を離れた理由【全国高校サッカー選手権】

静岡学園は13日、第98回全国高校サッカー選手権大会決勝で青森山田と対戦し、3-2で勝利を収めて24年ぶり2度目の優勝を飾った。鹿島アントラーズへの加入が決まっている松村優太は、入学当初に静岡学園のスタイルに衝撃を受けたという。それでも、果断に富んだプレースタイルは、入学後に与えられた右サイドで輝きを放った。(取材・文:藤江直人)

「もっと来い!」。酒井高徳が変えたヴィッセル神戸の“緩さ”。その先で掴んだチームの成熟【この男、Jリーグにあり】

ヴィッセル神戸は1日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝で鹿島アントラーズを2-0で破り、クラブ初のタイトルを獲得した。昨夏に加入した酒井高徳は神戸に欠けていた意識を植え付け、低迷が続くチームを立て直した。ドイツで実績を積んだ28歳がチームにもたらした劇的な変化を、本人の言葉から紡いでいきたい。(取材・文:藤江直人)

U-22日本代表の日仏ハーフ山口瑠伊、「日本語が一番苦手」と苦笑する特異な経歴とは? スペインで磨くGKの感覚

U-22日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2019でU-22ジャマイカ代表と対戦し、9-0で大勝した。スペイン2部・エストレマドゥーラでプレーする山口瑠伊は、半年ぶりにU-22日本代表のゴールマウスを守った。16歳の夏に日本を飛び出してフランス、スペインと渡り歩いた21歳は、候補者が並ぶ東京五輪の守護神争いに名乗りを上げる。(取材・文:藤江直人)

「バルセロナではほぼ…」。安部裕葵がU-22日本代表に持ち込む守備の文化。剥がされてもプレスに行くべき理由とは

U-22日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2019でU-22ジャマイカ代表と対戦する。シャドーでのプレーが予想される安部裕葵だが、「守備のことを考えています」と試合2日前の練習で明かしている。鹿島アントラーズで教わり、現在所属するバルセロナBで実践する戦いの一端を、東京五輪を目指すU-22日本代表にも持ち込もうとしている。(取材・文:藤江直人)

ヴィッセル飯倉大樹が出会った日から感じたビジャの誠実さ。「最後にタイトルを」、揃ったチームのベクトル【この男、Jリーグにあり】

ヴィッセル神戸は21日に天皇杯準決勝で清水エスパルスと対戦し、3-1で勝利を収めた。GK飯倉大樹は2度の大ピンチを救う活躍で、元日に行われる鹿島アントラーズとの決勝進出を手繰り寄せた。ダビド・ビジャの引退を「気持ちがひとつになるきっかけ」と表現する飯倉は、「キャリアの最後に、天皇杯という名のタイトルを加えられれば」とチームメイトへの思いを熱くする。(取材・文:藤江直人)

湘南・山崎凌吾が古巣・徳島で培った戦術眼と的中した狙い。リカルドから学び、曹貴裁に評価された万能性【この男、Jリーグにあり】

湘南ベルマーレは14日に行われたJ1参入プレーオフ決定戦で、J2・徳島ヴォルティスに引き分け、J1残留を決めた。後半開始と同時に最前線からシャドーへとポジションを移した山崎凌吾は起死回生となる同点ゴールを演出。奇しくもその過程は、山崎が2年半在籍した徳島が標榜するポジショナルプレーの要素が詰まった、狙い通りの得点となった。(取材・文:藤江直人)

横浜F・マリノス、喜田拓也が明かした主将の覚悟。小3からマリノス、偉大な先輩を見て考えたあるべき姿【この男、Jリーグにあり】

横浜F・マリノスは、明治安田生命J1リーグ最終節で2位・FC東京に3-0で勝利し、15年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。チームは攻撃的なスタイルを貫き、キャプテンマークを巻くMF喜田拓也それを攻守にわたって牽引。小学生のときからマリノスのエンブレムをつけてきた25歳のMFは、万感の思いを胸に抱きだながらシャーレを掲げた。(取材・文:藤江直人)

横浜F・マリノス、松原健が過去形で振り返る戸惑い。偽SBで具現化させた理想のプレー【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第33節が11月30日に行われ、横浜F・マリノスは川崎フロンターレ戦に4-1で勝利した。ここまでリーグ最多の65得点を叩き出す攻撃的なサッカーが魅力のマリノスの中で、特徴の一つにサイドバックが挙げられるだろう。「偽サイドバック」とも評される動きで理想のサッカーを実現するDF松原健は、「最後の最後までみんなと一緒に走り抜けたい」と話す。(取材・文:藤江直人)

横浜FC・中村俊輔がYouTubeで模索するボランチ像。「このまま終わりたくない」、葛藤の末に拓いた新境地【この男、Jリーグにあり】

横浜FCは24日、明治安田生命J2リーグ最終節で愛媛FCに勝利し、13年ぶりのJ1昇格を決めた。ジュビロ磐田で出場機会を得られなかった中村俊輔は、今夏加入した新天地でボランチという新たなポジションを与えられた。危機感と葛藤を抱えながら戦った稀代のレフティーの不断の努力は、J1昇格という形で結実した。(取材・文:藤江直人)

久保建英は「面白みのない攻撃」に何を見出したか? 東京五輪への熱い思い、敗北で得たチームの収穫とは

U-22日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2019でU-22コロンビア代表と対戦。MF久保建英がフル出場を果たしたこの試合は、0-2で敗れた。「いまは東京五輪のことはあまり考えていません」と試合を控えた合宿では話していた久保だが、試合後には熱い思いを覗かせている。(取材・文:藤江直人)

堂安律は東京五輪で「優勝を本気で狙う」。U-22日本代表をけん引する自負とわずかな不安

U-22日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2019でU-22コロンビア代表と対戦する。A代表の常連だったMF堂安律が、来夏に東京五輪を控えるU-22日本代表に選出。U-20ワールドカップで躍動したときと同じ背番号7を背負う堂安は、強い責任感とわずかな不安を同居させながらこの合宿に参加している。(取材・文:藤江直人)

マリノス・仲川輝人が遅れてピッチに入る理由。「ルーティーン」から生まれた50mドリブル弾【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第31節、横浜F・マリノス対北海道コンサドーレ札幌が9日に行われ、横浜FMが4-2で勝利した。負傷から2試合ぶりに復帰した仲川輝人は23分に3点目のゴールを決め、今季日本人最多の13得点目をマークした。今やマリノスのサッカーに欠かせない存在となった仲川には、毎試合実践するルーティーンがあるという。(取材・文:藤江直人)

レッズ・興梠慎三、ネコ科をほうふつとさせる得点感覚の才。五輪を一度は断った“信念”とは?【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第32節、浦和レッズ対川崎フロンターレが5日に行われ、浦和レッズが2-0で敗れた。AFCチャンピオンズリーグ決勝に駒を進める浦和だが、リーグ戦では2試合を多く消化しながら11位に沈む。躍進と不調が同居するチーム状況で、33歳のFW興梠慎三は8年連続2桁得点をマークしている。日本人屈指の得点能力を持つ理由を、本人とチームメイトの言葉から紐解く。(取材・文:藤江直人)

ガンバ小野瀬康介の先制ゴールは師への「恩返し」。湘南の監督交代で訪れたターニングポイント【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第30節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪が3日に行われ、ガンバ大阪が3-0で快勝した。MF小野瀬康介は、自身を大きく成長させた恩師との再会となったこの試合で、貴重な先制点を挙げた。「あの人が指導者じゃなかったら、僕はプロサッカー選手になれていなかった」と話す恩師との再会に込められた思いに迫る。(取材・文:藤江直人)

コンサドーレ・福森晃斗、「とっさの判断」が生んだFK弾。「プレッシャーを感じなかった」レフティーが叶えた夢【この男、Jリーグにあり】

JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦、北海道コンサドーレ札幌対川崎フロンターレが26日に行われた。試合は120分を戦い3-3で決着がつかず、PK戦の末に川崎フロンターレに軍配が上がった。札幌のDF福森晃斗は、88分に逆転を許した札幌を後半アディショナルタイムに救い、延長前半に一時は勝ち越しとなるFK弾を決めた。26歳のレフティーにとって、古巣対戦となったこの一戦にかける思いに迫る。(取材・文:藤江直人)

ベルマーレ・鈴木冬一、19歳で備える「自己解決能力」。香川真司や乾貴士と似た恩師の評価【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第29節、横浜F・マリノス対湘南ベルマーレが19日に行われた。2試合続けて大敗を喫していたベルマーレはこの試合に3-1で敗れ、浮嶋敏新監督の初陣を白星飾ることはできず。それでも、ここまで公式戦24試合に出場する高卒ルーキーのプレーぶりは、香川真司や乾貴士がブレイクした時と似ていると、かつての指揮官は言葉にしている。(取材・文:藤江直人)

ベルマーレ・曹監督が進退を明言できない理由。「逃げるつもりはまったくない」かつて語った責任の取り方

Jリーグの記者会見が4日に行われ、湘南ベルマーレ・曹貴裁(チョウ・キジェ)監督のパワーハラスメント行為が認定された。Jリーグからはけん責と5試合の資格停止が指揮官に科されたが、同日行われた湘南の会見で、眞壁潔会長は指揮官の進退への明言を避けている。すぐに辞めるという決断を下さなかった姿勢は、状況こそ違えど、かつて指揮官自身が語った言葉を思い出させる。(取材・文:藤江直人)

岡田武史が語る日本人指導者の「過渡期」。森保一、西野朗、本田圭佑、吉田達磨、彼らが示す日本サッカーの立ち位置とは?

カタールワールドカップ・アジア2次予選では、エントリーしている40ヵ国のうち、4人の日本人が指揮を執っている。かつて日本代表監督としてワールドカップを2度指揮し、中国の杭州緑城でも監督を務めた岡田武史氏は、この現状を踏まえて日本サッカーを「過渡期」と表現している。(取材・文:藤江直人)

内田篤人が発した「みんな鹿島らしい選手になってきた」の真意。三竿健斗へと伝授される鹿島の魂【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグは26節を終え、首位・FC東京を1ポイント差で鹿島アントラーズが追走している。「リザーブの選手というのはいない」とキャプテンを務める内田篤人は鹿島らしさを表現する。さらに、三竿健斗の「誰が出てもこのチームは勝たなければいけない」と語るその言葉に、「鹿島らしさ」は、脈々とチームに受け継がれていることが感じられるだろう。(取材・文:藤江直人)

セレッソ・鈴木孝司「中にいるだけがFWの仕事でもない」。勝利と結果の最大公約数をとるプレー【この男、Jリーグにあり】

明治安田生命J1リーグ第26節浦和レッズ対セレッソ大阪が13日に行われた。試合はセレッソが2対1で勝利し、リーグ戦4連勝で6位に浮上した。この試合で勝ち越しゴールに絡んだ鈴木孝司は8月に加入したばかり。決して順風満帆とは言えない30歳のストライカーが歩んできた道のりと、セレッソでの活躍の理由を、本人の言葉から探る。(取材・文:藤江直人)

宇佐美貴史、相棒が語る復調の証。2戦連続ベンチスタートに対するフラストレーションの矛先【この男、Jリーグにあり】

YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・FC東京対ガンバ大阪が8日に行われ、1-2でFC東京が勝利。しかし、2戦合計で2-2となり、アウェイゴールの差でガンバ大阪が準決勝進出を決めた。値千金となるパトリックのゴールをアシストしたのは、今夏ドイツから復帰した宇佐美貴史。2戦連続ベンチスタートに甘んじた中で結果を残した心境はいかに。(取材・文:藤江直人)

ベルマーレ・梅崎司が思う「僕たちが生きてきた証」。チームの成長を“加速”させる「責任をもったプレー」とは?

明治安田生命J1リーグ第25節、湘南ベルマーレ対浦和レッズが1日に行われ、1-1で引き分けた。3分に興梠慎三のゴールで浦和が先制したが、湘南は試合終盤に獲得したPKを途中出場の梅崎司が決めて追いついた。ビハインドの状況から追いつく試合が続くチームに対して、最年長の梅崎はチームの成長を感じるとともに、気がかりな点もあるという。(取材・文:藤江直人)

三浦知良、中村俊輔らが躍動するホープに与える影響。「いつも近くにいるから」、横浜FCに脈打つ正のスパイラル

明治安田生命J2リーグ第29節、横浜FC対鹿児島ユナイテッドが24日に行われ、5-1で横浜FCが勝利を収めた。4位まで順位をあげた横浜FCは、この試合の平均年齢が31.55歳。他チームを大きく上回る数字だが、その中で両サイドでは20代前半の選手が活躍している。若手の成長の裏には、三浦知良、中村俊輔ら百戦錬磨のベテランたちの存在があった。(取材・文:藤江直人)

湘南ベルマーレが断腸の思いで果たした義務。事実に向き合うクラブの対応と、調査段階の“疑惑”が報道される不可解さ

湘南ベルマーレ、曹貴裁監督によるパワーハラスメントが行われていたのではないか、という疑惑が12日、一部スポーツ紙を通じて報じられた。湘南はHP上で声明を発し、曹監督の活動自粛を決定。Jリーグの調査が終わらない中で、湘南は「守秘義務と調査に協力する義務」を果たしたが、極めてセンシティブなパワハラという案件が、まだ調査も終わっていない段階で明るみに出たという点には、疑問が残っている。(取材・文:藤江直人)

FW小川航基、J2水戸で経験する充足感と募る危機感。東京五輪世代の飛躍を尻目に抱く反骨心の源泉

7月14日にJ1ジュビロ磐田のFW小川航基が、育成型期限付き移籍によりJ2水戸ホーリーホックに加入。小川は21日のFC琉球戦で途中出場を果たすと、いきなりゴールをマークするなど、ここまで5試合に出場して3得点を記録している。プロとして初めてコンスタントに出場機会を得る中で、東京五輪世代のエース候補と呼ばれた男は、どのような感情を抱いているのだろうか(取材・文:藤江直人)

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