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日本代表 10年前

オランダ戦で濃厚な3-4-3へ意欲を見せる岡崎。攻撃の活性化にも自信「困ったときは自分の裏への動き」

text by 元川悦子 photo by Ryota Harada、Kazhito Yamada / Kaz Photography

「僕はこのチームにない個性を持っている」

 3-4-3であれば、岡崎は前線3枚のどの位置でもプレー可能だ。最近のマインツでやっている1トップもあれば、左右のワイドもありうる。そのいずれで出たとしても、本人は自分のほしいところにボールを引き出すような動きを意識していくという。

「出し手ばかりをクローズアップするんじゃなくて、もらう側の動きに合わせて出し手がボールを出すことも大事なのかなと。今の日本代表はどっちかというと出し手に合わせて受け手が動く形が多いけど、もらい手がもっと自分の動きたいところに動いて配球してもらうこともあっていい。そのへんは話し合いながらやっていくべきだと思います。

 チームが困った時には自分の裏への動きというのが1つある。マインツで1トップをやっていて、苦し紛れでもボールをキープしたり、裏に抜けて自分たちのリズムを作ったりしている。それを前線でも右サイドでもできればいい。

 もちろん足元につなぐプレーを大事だと思うんですけど、僕はこのチームにない個性を持っているし、それを出しながらチームと融合していくことが一番いい」と岡崎は自分の長所を存分に出して、停滞感の強い日本代表を活性化するつもりだ。

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