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日本代表 10年前

NZ戦の意外な見どころ。大迫、豊田らがゴールすれば記念すべき国立100人目の得点者に

本日行われるニュージーランド戦。W杯までの大事な調整の試合であるが、意外な見どころが存在する。なんと、今まで国立競技場で得点をあげた日本代表は99人であるという。今回招集された大迫や豊田がゴールすればメモリアルゴールとなる。

text by 河治良幸 photo by Getty Images , Asuka Kudo / Football Channel

「穴が無い所に穴を開ける」(岡崎)

NZ戦の意外な見どころ。大迫、豊田らがゴールすれば記念すべき国立100人目の得点者に
ザッケローニ監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 日本代表にとって今年、最初の試合となるニュージーランド戦はW杯に向けて貴重なテストマッチだが、同時に聖地・国立競技場での最終戦であり、2011年に実現しなかったニュージーランドとの試合ということで、改めて2月22日のカンタベリー地震と3月11日の東日本大震災を思い出す意味合いもある。

 その記念すべき試合でゴールを決めれば歴史に名を刻むとともに、W杯に向けても大きな弾みになるだろう。なお過去の国立でのクラブ試合を含めた日本代表得点者は99名で、岡崎慎司、遠藤保仁、香川真司、長友佑都も含まれている。

 つまり、それ以外の選手が決めれば100人目となる。もちろん多くの得点が生まれれば理想的だが、候補者をアタッカーに絞って展望したい。

 対戦相手のニュージーランドは大陸間プレーオフでメキシコに2試合で大量9失点を奪われ、敵地での早い時間帯の失点から攻守のバランスが崩れた。だが、実際は守備の堅いチームとして定評がある。ザッケローニ監督も「ギリシャに似ているような戦い方をしてくるチーム」と評価している。

 堅守を伝統とする相手から得点を奪う大本命は岡崎だろう。現在の代表戦での得点数は36で、1点取れば歴代3位の原博実(現・JFA専務理事兼技術委員長)に並ぶ。「結果にはこだわっているので、結果が出ればおのずと37、38と行くと思う」と語る岡崎は「(ニュージーランドは)たぶん引いて来るとは思うけど、そういう相手は大量に点を取ることがきていない」と気を引き締める。

「セルビアにも負けているし、ベラルーシ戦もそう。あの時の反省は細かくつなぎすぎて、どこかに穴を開ける作業が足りなかった。僕はそれをマインツでできているので、穴が無い所に穴を開けるというか、何回も走ることで相手は乱れると思うし、そういうところにパスを出してもらって、自分の得意な部分で勝負したい」

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