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日本代表 10年前

市場価値で見るW杯での日本の“立ち位置”。8グループ中最下位の「C」、ザックジャパンはその中で3位

text by 本田千尋 photo by Asuka Kudo / Football Channel

グループで見ると、実は日本のいるCは最下位

市場価値で見るW杯での日本の“立ち位置”。8グループ中最下位の「C」、ザックジャパンはその中で3位
ドイツから見たイメージが、そのまま現時点でのグループCの日本代表の立ち位置としても差し支えないはず【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 先に述べたように、この数字がそのまま実力差を現している、とまでは言い切れないが、あながち的外れとも言い切れないだろう。金額の差から受ける印象=第3国、ドイツから見たイメージが、そのまま現時点でのグループCの日本代表の立ち位置としても差し支えないはずだ。

 チームコンディションを含めた戦略次第でグループリーグ突破は十分可能だが、同時に敗退の可能性も多分にあり得る、というイメージである。つまり状況は全く予断を許さない。

 なお、グループ所属4ヶ国の市場価値の合計額のランクである、「グループリーグ市場価値ランキング」も掲載されている。

 第1位はグループG、1211ミリオンユーロ(約1695億4000万円、ドイツ:676ミリオンユーロ(約946億4000万円)、ポルトガル:348.3ミリオンユーロ(約487億6200万円)、ガーナ:113.8ミリオンユーロ(約159億3200万円)、アメリカ:72.9ミリオンユーロ(約102億600万円))。

 第2位はグループB、1160.2ミリオンユーロ(約1624億2800万円、スペイン:725ミリオンユーロ(約1015億円)、オランダ:246ミリオンユーロ(約344億4000万円)、チリ:157ミリオンユーロ(約219億8000万円)、オーストラリア:32.2ミリオンユーロ(約45億800万円))。

 そして第3位はグループD、1084.7ミリオンユーロ(約1518億5800万円、イタリア:415.5ミリオンユーロ(約581億7000万円)、イングランド:411.5ミリオンユーロ(約576億1000万円)、ウルグアイ:229.1ミリオンユーロ(約320億7400万円)、コスタリカ:37.1ミリオンユーロ(約51億9400万円))である。

 このグループリーグ市場価値ランキングで、日本の入ったグループCは第8位、最下位となっている。

 W杯優勝を目指すのであれば、その道程は、簡単なものではない。

【了】

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