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「醜いサッカーに徹しなければならないこともある」。理想論では勝ち抜けないW杯。必要なのはクラッキではなく“うるさい”奴

text by 田崎健太 photo by Sachiyuki Nishiyama

「ジョーゴ・フェイオ(醜いサッカー)に徹しなければならないこともある」

 ブラジル代表はこの後、準々決勝でオランダ、準決勝でスウェーデンを下した。決勝ではイタリアと対戦し、PK戦で勝利した。

「ぼくたちのサッカーは派手でもなかったし、美しくもなかった。W杯はトーナメントに入ったら1試合も負けられない。守りに守ってカウンターで1点を獲って守りきるという、ジョーゴ・フェイオ(醜いサッカー)に徹しなければならないこともある。

 94年のブラジル代表のメンバーは優勝するために何をやるべきかという共通認識を持つようになっていた」

 さらに――。

 この94年W杯のブラジル代表の優勝には、一般的には名前も知られていない、ある人物の貢献があったとジウマールは振り返る。

【続く】

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