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2大会連続主将の長谷部、“日本サッカーのスタイル”を追求「未来もこのサッカーで戦っていくんだというものを示したい」

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「自分たちの強みは攻撃だし、攻撃は最大の防御」

 本人の中ではむしろ自身のコンディションのことよりも、初戦の戦い方の方により関心があるようだ。

「コートジボワールは攻撃が強烈ですけど、逆に守備の部分では脆いところもあります。お互い攻撃的なチームということで、いかに点を取れるか、いかに失点をしないか。とにかく集中力が高いチームが勝つんじゃないかと思いますけどね。

 失点に関しては、監督もよく言うように、W杯に出るような強豪と戦ったら、ある程度覚悟しなきゃいけない。それ以上の点を取るチームを作ってきたと言っていましたし。

 やっている選手としてはゼロに抑えられることに越したことはないですけど、自分たちの強みは攻撃だし、攻撃は最大の防御。そういう中でいかにチーム全員で守備をもう1回統一できるか、同じ意識を持ってやれるか。そこを、ここ数日のトレーニングやミーティングでやれればいいんじゃないかと思います。

 実際、ブラジルに入ってからは練習の中から厳しくやっていこうという話をしているし、修正って意味ではチーム全員で意思統一されているかなと。

 監督自身も言っているように、人数は足りているけど、ボールホルダーに対しての厳しさや集中力がザンビア戦では特にかけていたかなと。そこをしっかりやっていこうという話はしています」と彼は言う。

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