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吉田、ギリシャ戦へ強い決意「後ろから安定感をもたらしたい」。パワープレーにも意欲「俺、得意だもん」

明後日に迫ったギリシャ戦。DF吉田麻也が意気込みを語った。彼はコートジボワール戦を分析するとともにギリシャを封じるために自分のタスクを分析。また、賛否を呼んだパワープレーにも言及した。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「僕らが前に押し出す勇気が必要だった」

吉田、ギリシャ戦へ強い決意「後ろから安定感をもたらしたい」。パワープレーにも意欲「俺、得意だもん」
吉田麻也【写真:Getty Images】

 衝撃的な逆転負けを喫した14日のコートジボワール戦から3日。最終ラインを統率する吉田麻也の気持ちは完全に19日の次戦・ギリシャ戦へと切り替わっている。

「(改めてコートジボワール戦から次へ活かすことは?)いろいろありますけど、ここでしゃべってもしょうがないと思うので、とにかくギリシャ戦のことしか考えてないです」と、17日のメディア対応に現れた彼は、穏やかな普段とは違った緊張感をにじませた。

 とはいえ、もちろんコートジボワール戦の反省はしている。

「問題点の1つはプレスがうまくハマらなかったこと。それによってラインを下げざるを得なくなってしまったこと。間延びしてしまって、前半から予想外に走らされてしまったことで前への走力が後半残っていなかった。

 そのあたりがミスだったと言えば、ミスだったと思います。それに、ヤヤ・トゥーレを意識しすぎて、ボランチの2枚を下げ過ぎてしまった。勇気を持って、後ろが数的同数になったとしても、僕らが前に押し出す勇気が必要だったと思いますね。

 ただ、いかに分析して、こういう相手で、こう戦って来ると分かっていたとしても、サッカーの中で起こり得ることはもちろん違う。その中で僕らがもっとうまく対応すべきだったと正直、思います。自分も含めてうまく試合中に修正できなかった。

 そういうこと(修正)ができなくなるのが、W杯じゃないですか。僕らだけじゃなく、スペインだってウルグアイだって負けている。僕ら以上に経験を持っている選手たちだって苦戦する大会だと僕は思う。

 なぜできなかったのかって原因とか、たらればを今、突き詰めすぎてもしょうがないし、試合は明後日に控えているので、もっと前向きに捉えることも必要なのかなと思いますね」

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