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コロンビア戦プレビュー。難敵相手に厳しい条件。クイアバの気候、スタジアムの劣悪なピッチコンディションを乗り越えて奇跡を起こせるか

2-0での勝利がノルマとなったコロンビア戦。相手もスコアも厳しい条件となったが、さらに環境の厳しさも待ち受ける。気温30度を超える酷暑のクイアバ、芝がめくれる劣悪なピッチコンディションを乗り越えて奇跡を起こせるか。

text by 神谷正明 photo by Getty Images

ボスニア監督も指摘「グラウンドがひどかった」

コロンビア戦プレビュー。難敵相手に厳しい条件。クイアバの気候、スタジアムの劣悪なピッチコンディションを乗り越えて奇跡を起こせるか
芝がめくれる劣悪なピッチコンディションのパンタナール・アリーナ【写真:Getty Images】

 日本代表は現地時間24日(日本時間25日午前5時)、クイアバのパンタナール・アリーナで決勝トーナメント進出をかけてコロンビア代表と対戦する。

 自力突破がなくなった日本が決勝トーナメントに進むための条件は非常に厳しい。まずコロンビアに勝つことが最低条件だ。

 その上で他会場のギリシャ対コートジボワールの結果次第となるが、コートジボワールが勝利した時点で敗退。ギリシャが勝てば日本との得失点差次第になるが、ギリシャは初戦を0-3で落としているため、おそらく日本の勝ち上がりとなるだろう。

 ギリシャ対コートジボワールが引き分けに終わった場合は、日本とコートジボワールの得失点差勝負となるが、日本はコロンビアから少なくとも2点を取らなければいけない計算になる。

 日本が勝ち上がるための条件は他会場の動向や得失点差、総得点も絡む可能性があって複雑になっているが、基本的には日本がコロンビアに2-0以上で勝利することがノルマになる。

 すでに決勝トーナメント進出を決めているコロンビアはメンバーを落としてくる可能性があるとは言え、ベンチにも質の高い選手が揃っており、2点差以上で勝つというのは簡単なことではない。

 加えて、スコアという条件以外にも厳しい環境が日本の選手たちを待ち受けている。まずはピッチコンディションだ。大会直前になんとか完成までこぎつけたスタジアムの芝はお世辞にも良い状態とは言えない。

 同じスタジアムで試合を行ったボスニア・ヘルツェゴビナのスシッチ監督も「グラウンドがひどかった」と指摘していた。

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