アルゼンチン、「不安定」と言われた守備陣が奮闘。イグアイン初ゴールで攻守に上向いた矢先、ディ・マリア負傷で暗雲

ベルギーを1-0で下して24年ぶりのベスト4進出を果たしたアルゼンチン。この試合では、不安視されていた守備陣が終盤の猛攻を耐える奮闘ぶりで勝利をたぐり寄せた。攻撃陣では、イグアインが大会初ゴールを決めるも、ディ・マリアが負傷交代で準決勝に向けて不安を残した。

2014年07月06日(Sun)10時57分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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懸念された守備が上向き。怒濤の猛攻を耐えて4強入り

 24年ぶりのベスト4。アルゼンチン代表は、ガブリエル・バティストゥータやエルナン・クレスポ、ファン・セバスティアン・ベロン、ディエゴ・シメオネをもってしてもベスト8の壁を突破出来なかった。

 その要因には、強力な攻撃陣を擁しながら不安定な守備が常に挙げられていた。そして、今大会も同様にセルヒオ・アグエロ、アンヘル・ディ・マリア、ゴンサロ・イグアイン、そしてリオネル・メッシという世界最高峰の前線に対してDFラインへの不安は囁かれていた。

 実際にグループリーグでは3戦全勝したものの、第3戦ナイジェリア戦では2失点を喫するなど、守備面で不安を残す内容だった。それでも3試合全てを1点差で切り抜けると、スイスとのベスト16も1-0、そしてこの試合でも終盤に相手の猛攻を耐えて1-0で勝利を挙げた。

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エセキエル・ガライ【写真:Getty Images】

 特に、ここまで全試合で先発しているセンターバックのエセキエル・ガライは、オプタ社によるパフォーマンススコア(攻撃、守備、ポゼッションの評価)において両チームトップの65点を記録する活躍を見せた。

 さらに、ボランチのハビエル・マスチェラーノの存在も大きい。5試合合計のパフォーマンススコアでは、メッシの347点に次ぐチーム内2位の222点を記録。タックス数はブラジル代表MFオスカルの20回に次ぐ全体2位の18回を記録して中盤の守備力を高めている。

 攻撃陣に目を向けると、センターフォワードを務めるイグアインがついに大会初ゴールをゲット。ここまで良くも悪くも“メッシのためのチーム”と言われていただけに、このゴールでイグアインの気が楽になれば大きなプラスとなるだろう。

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