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日本代表 10年前

サポートメンバーが見たW杯。2人の高校生の刺激になった代表選手のレベル・言葉・姿勢

text by 神谷正明 photo by Getty Images

目に焼きつけた世界と戦う姿勢。熱き経験は未来への糧となる

サポートメンバーが見たW杯。2人の高校生の刺激になった代表選手のレベル・言葉・姿勢
坂井大将は「ピッチ内、外でともに過ごして、たくさん学んだことがあったし、いろんなことを吸収できた」と話す【写真:Getty Images】

 ザックジャパンは1分け2敗と不本意な結果に終わったが、高校生の二人は強い感銘を受けていた。坂井は「ピッチ内、外でともに過ごして、たくさん学んだことがあったし、いろんなことを吸収できた」と言葉に熱を込めると、杉森も「サッカーに取り組む姿勢が日本のトップ選手たちは高い。

 コニュニケーションもしっかり取っていたし、ピッチ外でのレベルも高いと思った」と選手としていかにあるべきかを学んだようだ。

 世界と戦う日本代表の姿を間近で見てきたことで自然とモチベーションも高まり、目標もより鮮明になった。「早くA代表に入りたいし、五輪やW杯に出たい。試合を見ながら、自分だったらどうするか考えたし、逆にこうやればいいのかと思うこともあった。いろいろ勉強になった」と杉森は目を輝かせた。

 坂井は「結果は残念だったけど、戦う姿勢をしっかり目に焼きつけた。その焼きつけたことを次のW杯や五輪にぶつけたい」と意気込む。

 坂井と杉森は同年代の誰もがうらやむ貴重な時間を過ごした。協会からわずか2名のトレーニングパートナーに選ばれたということは、それだけ期待されている選手でもある。

 だが、そういったことは何の保証にもならない。すべてはこれからの自分たちのがんばり次第。彼らが今後どういった道のりを歩むのか見守っていきたい。

【了】

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