川崎F(3位)vs浦和(2位)
パス数から分かることは、両チームがつないで崩すスタイルだということ。だが、前回対戦時のパスの距離別比率からは攻撃の組み立て方に違いが見られる。圧倒的にショートパスの多い川崎Fに対し、ショートパスをベースにしながらも、時折ミドルパスやロングパスも織り交ぜてフィニッシュの場面を作り出す浦和。同じパスサッカーでもゴールへのアプローチ方法が異なっていた。
シュート数や敵陣ペナルティエリア内でのプレー回数などは、ほぼ互角のスタッツであったものの、勝利を収めたのはこぼれ球奪取率が高かった浦和。接戦になればなるほど、セカンドボールを拾えるかどうかは重要な点の1つだ。
今回も小さなことの積み重ねが勝敗を分けることになるだろう。
【次ページ】C大阪(16位)vsF東京(5位)