「どこからでもシュートを打てれば何かが起こるね」
――先発はGK西川周作、DF酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都、MF山口蛍、長谷部誠、香川真司、FW本田圭佑、原口元気、岡崎慎司です。印象はいかがですか?
「原口の起用にはびっくり。最近のプレーを見ていないけど、このレベルで結果を残せるかわからない。宇佐美か武藤の方がいいんじゃないかな?」
――ここまで宇佐美も武藤も結果を残せていないので、原口をテストする意味もあるのでは?
「まあ、そうだね。でも、それは香川も同じじゃない? ルールがあれば全ての選手に使わないと…」
――まあ、でも原口の良いパフォーマンスに期待しましょう。
「そうね。サッカーは紙の上でやるものじゃない。ピッチでやるもの。彼がピッチで良いプレーができればいいね。期待してます」
――言ってるそばから香川がゴール! 原口の仕掛けも効いていましたね。
「香川のシュートはアイデアも精度も良かった。でも、きっかけは原口のドリブル。何もないところからチャンスを作った。すごく良かったね」
――そして、このゴールもペナルティエリア外からのものです。香川には珍しいですね。
「やっぱり、どこからでもシュートを打てれば何かが起こるね」
――カンボジア戦後、本田はショーンさんの質問に対して『ミドルを増やせば、これまで出来たことが出来なくなる可能性もある』と言っていましたが、同意しますか?
「あまり同意しないね。少しずつプレースタイルは変えないといけない」
――以前のスタイルが世界で通用しないことは証明されていますからね。
「この5年間、ずっと“自分たちのサッカー”ばかり。でも、あのサッカーは世界レベルでは足りない。公式戦で強いチームに勝っていないよね」