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パンサー・尾形さんのサッカー人生と後輩・中村憲剛。「本当の長老になってほしい!」【INTERVIEW】

シリーズ:FChan TV text by 中山佑輔 photo by Asuka Kudo/ Football Channel, Getty Images

「憲剛にはカズさんを超えて欲しい」

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大学時代の後輩、中村憲剛(左)が所属する川崎フロンターレの試合にかけつけた尾形さん(右)【写真:Getty Images】

―――憲剛選手の応援に行かれたりとかはするんですか?

 この前フロンターレの始球式やらしてもらって、そのときに見たりとか。でもなかなかね、スケジュールが合わなくて。見たいんですけど。それにフロンターレだけじゃなくて、地元の宮城で「地元スポーツ応援団 スポっち」っていうローカル番組にも出てるし、ベガルタ仙台も応援したいんですよね。地元っていうのもあるんで気にしてたんですけど、ここ1、2年は番組をやってることもあって追っかけているので好きになりますよね。

―――引退した選手も含めて、好きな選手はいますか?

 レドンドが一番好きです。僕NSC(吉本興業の養成所)のときのコンビ名が「レドンド」だったんです。他にはガスコインとか、ファン・バステンですかね。日本の選手だと、やっぱり憲剛ですよ。キック上手いし。あいつ身体も強いんですよ、結構。細いけど骨太だから、当たったら痛いんです。それにキックが上手くて、低い弾道のサイドチェンジとかをパーンって蹴れる。

―――フロンターレは憲剛選手が欠場した福岡戦では苦労して。でも最後勝てば優勝の可能性もあるということで。

 そうですね、でも腰がどうなるかっすよね。歳も歳だから、そろそろ優勝してほしいですね。36歳かな、長老だからなー(笑)。

―――やっぱりフロンターレに優勝して欲しいですか?

 そうですね。でもベガルタも忘れちゃいけません(笑)。

―――その両チームでチャンピオンシップをやってもらって。それで最後どっちを応援するかってなったときには保留ですか?(笑)。

 それはそうです(笑)。東京にいるときはフロンターレを応援して、宮城では「フロンターレのファンじゃないです」って言ってるんで(笑)。

―――それでは最後に、憲剛選手に期待されることをお聞かせいただけますか?

 怪我は本当にどうしようもないけど、長くやって欲しいからしっかり治してもらって。あいつには本当の長老になって欲しいんすよ。いま若手で良い選手がいっぱい出てきてるじゃないですか。あいつは頭いいしベテランのプレーもできるはずだから、任せるところは任せて、どっかで上手くサボって長くやって欲しいです。60歳くらいまで。ほんとに長老になってほしいわ。カズさん超えて欲しい。

(取材・文:中山佑輔)

※「パンサー」の尾形貴弘さん出演の『F.Chan TV』は以下にてご覧いただけます。

【了】

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