【西部の目】アジアでも射程距離に置かれた日本。UAEはアウェイでも強気に。裏目に出た選手起用

9月1日、2018ロシアW杯アジア最終予選の初戦でUAEをホームに迎えた日本代表。早い時間にセットプレーから得点を奪うも、直接FKとPKによる失点で逆転を許した。日本はアジアでは厳しい戦いを強いられても結果を出してきた。だが、もはやその優位性も安泰のものではなくなっている。(文:西部謙司)

2016年09月02日(Fri)11時04分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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射程距離に置かれている日本

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 チャンスもあったし、判定にも疑問はある。しかし、負けるべくして負けたとは言わないまでも、当然勝てる試合を落としたわけでもない。多少の不運もあり、接戦で競り負けた試合だった。近年のアジアでの戦いでは、不運に見舞われても何とか結果を出すことはできた。それだけの実力差があったからだ。

 だが、日本はすでにライバルの射程距離に置かれている。

 UAEとの差はアジアカップのときよりも縮まった。あのときほど日本はUAEを圧倒できていない。FKとPK以外にもチャンスを作られていた。日本は優勢だったが、UAEにも勝つチャンスは十分で、実際に彼らは勝利した。

 準備の差、コンディションの差もあった。難しい試合になることは、監督にも選手にもわかっていたと思う。それだけに、もう少し「慎重に」戦うべきだった。

 11分に清武のFKから本田が先制、理想的なスタートである。その後、たたみかけるように2点目を狙いにいったが、むしろゲームをコントロールしたほうがよかった。アジアカップで35本もシュートを打って1点しかとれなかったことを思い出すべきだったかもしれない。

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