G大阪移籍のファン・ウィジョ、J挑戦までの軌跡。地元ファンに愛された特別な存在

ガンバ大阪は20日、韓国代表FWファン・ウィジョの獲得を発表した。韓国2部にあたるKリーグ・チャレンジでプレーしていた選手はなぜJリーグ移籍を選んだのか。城南FC生え抜きの選手として地元で愛された特別な存在が歩んできた軌跡を追った。(取材・文:キム・ドンヒョン【城南】)

2017年06月21日(Wed)12時18分配信

text by キム・ドンヒョン photo Getty Images
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城南FCのエース、そして地元の人気者がJリーグ移籍

ファン・ウィジョ
ファン・ウィジョは少年時代から在籍する城南FCを離れてガンバ大阪移籍を決断した【写真:Getty Images】

 J1で現在暫定3位につけるガンバ大阪が、韓国2部にあたるKリーグ・チャレンジの城南FCから韓国人ストライカー獲得に成功した。

 元韓国代表という肩書は華々しい。2015シーズンには韓国1部にあたるKリーグ・クラシックで21ゴール3アシストを記録した実績もある。今年25歳という若さも魅力的だ。

 しかし今季の成績だけ見れば、G大阪で要求されるレベルにあるのか疑問が残る。城南FCは昨季Kリーグ・クラシックで11位に低迷し2部降格。彼自身、今季はKリーグ・チャレンジで4ゴールと決して目立つ成績ではない。

 到底J1で上位争いをするチームにふさわしいストライカーとは言えない数字だ。一部のガンバファンからは“第2のイ・スンヨル”(編注:イ・スンヨルは2012年に鳴り物入りでガンバ大阪に加入した元韓国代表FW。FCソウルでの出番減にともない移籍前年から絶不調に陥っていてJリーグでは8試合無得点に終わり、加入から半年で放出された)になるのではないか、と心配する声も聞こえる。

 だが、この男はJリーグで羽ばたけるだけのポテンシャルを秘めている。その名は、ファン・ウィジョ。今季2部リーグで4ゴールにとどまっていたのにはそれなりの理由があった。

 城南FC一筋の男には紆余曲折があった。

 ファン・ウィジョはジュニアユース時代から城南FCに在籍してきた生え抜きである。筆者の地元である城南市が彼の出身地だ。卒業したプンセン中学校やプンセン高校も城南市が誇るサッカー名門校で、城南FCと提携しているユースクラブでもある。

 彼は2011シーズン、城南FCからドラフトで優先指名を受けたうえで、出場機会を確保するため延世大学に進学。2013シーズン、延世大学を中退し、古巣である城南FCへ帰ってきた。大学時代を除くと、サッカー人生のすべてを城南FCに捧げてきた選手だけにファンの期待もかつてないほどだった。

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