鳥栖GK権田修一「3節で当たって良かった」。対戦相手から見たマリノスの怖さと脆さ

横浜F・マリノスのリーグ戦未勝利が続いている。10日にはJ1第3節でサガン鳥栖と対戦し1-2で敗れた。シーズンが開幕して昨季からの変貌ぶりに大きな注目が集まるマリノスだが、対戦相手の選手や監督からはどのように見えているのだろうか。(取材・文:舩木渉)

2018年03月11日(Sun)12時21分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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守備の達人・フィッカデンティ監督が講じたマリノス対策

フィッカデンティ
サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督は記者会見で横浜F・マリノス戦のプランを明かした【写真:Getty Images for DAZN】

 初勝利が遠い。10日に明治安田生命J1リーグ第3節でサガン鳥栖と対戦した横浜F・マリノスは、1-2で敗れた。これでリーグ開幕から3戦勝ちなし。アンジェ・ポステコグルー監督も「自分たちのサッカー、自分たちのスタイルを貫けているかという部分では今日は良くなかった」と敗戦を認めた。

 1つも勝てていなくても、マリノスに対する警戒は試合を追うごとに強まっている。鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督は記者会見の冒頭で「アプローチが本当に重要な試合と位置づけていた」と語っていた。

「ここまでのマリノスの試合を見ていると、すごく多くのチャンスを作って、かなり自分たちのやりたいサッカーをできている印象が強かった」

 そこでフィッカデンティ監督が用意したのは、相手のビルドアップの判断を奪うためのプラン。すなわちマリノスのディフェンスラインにプレッシャーをかけ、両ウィングへの効果的なパスの配球を阻止することだった。

「本当にアグレッシブに、特に相手のディフェンス陣のところからいいプレスをかける流れを作れた。実際に狙いにどおりああやって前から奪いにいく姿勢を見せることで、先制点もいい奪い方をしたところから生まれた」と、鳥栖のイタリア人指揮官はマリノス対策の成果を語る。

 守備組織構築の名人は「センターバックのところで潰すための準備」を短い時間で練り上げてきた。ルヴァン杯の湘南ベルマーレ戦から中2日、鳥栖は神奈川県に残って調整していたが、回復のための時間もあり、しっかりと戦術練習を積めたのはわずか1日だったという。

 もちろんそれには昨年までの2年間の積み上げと選手たちの理解力が欠かせなかった。鳥栖のGK権田修一は「マリノスは持たせて自由にやらせたら相当良いサッカーをするので、勝つにはそこを封じるというか、アグレッシブに行くしかない。引いてマリノスがやりたいようにやらせて、うちが待ち構えていたら、たぶん上手い選手ばかりなので好き勝手やられちゃう」と、指揮官と同じビジョンを共有していた。

「少しでもプレッシャーをかけて、判断を1つ奪うとか、そういうことをやらないとマリノスには勝てない。うちはどうしたら勝てるかというのを対戦相手がどこでも考えるので、それを考えた時に今日はこのやり方がベストだったと思います」

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