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宇佐美貴史、新たな“11番像”特になし「自分自身の像は作り上げていきたいけど」

text by 編集部 photo by Getty Images

宇佐美貴史
日本代表の宇佐美貴史【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップに臨む日本代表は4日、オーストリア・ゼーフェルトで練習を行った。本大会に挑む前に、スイス戦とパラグアイ戦の2試合を行う。日本代表に招集された宇佐美貴史がインタビューに答えた。

 今回のトレーニングでは4バックの練習も行なっている。宇佐美は「主に4バックでいくとかの話はしていないです。そのときの選手のコンディションもあるでしょうし、それは監督が決めることで。監督が相手の状況もそうですし、このシステムをチョイスするっていったときに選手たちがアタフタしないように、選手がそこでしっかり対応できるように、っていうところの能力を今、選手全員に免疫をつけているようなところだと思います」と語っている。

 どのシステムを使うにせよ、宇佐美が左サイドに入る可能性は高い。自身に求められるのは「フィニッシュのところだと思います。そこに関わっていく、決めきるところに入っていくこともそうですけど、どうやってフィニッシュの流れを作り出すかっていうところを今日の形でいうと、佑都くんだったり、圭佑くんだったり、僚太だったり、迫くんと絡みながら作っていくこともあります。1本の展開で元気くんだったり、高徳だったりに展開してチャンスを作っていくこともありますし、フィニッシュの流れをより円滑に作っていくことをより求められていることだと思います。それが僕自身のスタイルでもあるとは思うので」とコメント。

 一方で、背番号11については「実際、番号でやるわけじゃないし、個人的には3でまつまる番号を付けてきましたけど。でも、結局新たな11番像を作っていくっていうのは特にないです。自分のプレーとか存在感とか、そこを作り上げてはいきたいですけど。そこに11番を交えて考えていることはないです。そんなに背番号…大事ですけどそんなにも。人それぞれ考えはあると思いますけど、僕に関しては11番像を作っていくぞ、っていうことはない。自分自身の像は作り上げていきたいけど」と語った。

 続けて「自然にそうなっていましたね。選択の余地がなかったわけではないですけど、なんとなく11になるだろうなって思っていたし、選択をするっていうあれではなかった。選択できるなら33か39にしたかった」ともコメントしている。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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