1失点の川島には辛口評価
レキップ紙は採点で大迫にチーム最高の8点をつけているが、同日行われた3試合で8点をちょうだいしたのは、彼のほかにはロシアの右サイドバック、マリオ・フェルナンデス一人だけだ。
コロンビアがGKオスピナの6点を最高に、得点者のキンテロでも5点と低めなのに対し、日本側は香川が7点、酒井、吉田、柴崎、長谷部が6点と、高い採点が並んだ。
ところで、翌日の紙面ではとくに話題にはなっていなかったが、試合後のハイライト番組で花が咲いたのは、失点シーンについてだ。
「壁になった選手たちが揃って跳んでしまったのはどうか?」
「GK川島の動きはどうだったか?」
BeINスポーツのハイライト番組では、ゲストコメンテーターの中でも、とりわけ元選手たちは「GKから『跳ぶな』という指示が出ることも稀にあるが、壁になった時は体が条件反射的に跳び上がってしまう」と主張した。しかし元フランス代表MFで、パリ・サンジェルマンなど監督歴も豊富なルイス・フェルナンデスは、「最近はそれを見越してわざと低い球を蹴ってくる狡猾な選手もいるから、注意が必要なのだ」と強調していた。
また川島のセービング時のリアクションについては、ハリルホジッチ前監督のアシスタントを務めたジャッキー・ボヌベー氏は、「反応があまりにも、あまりにも、あまりにも遅すぎる」と、3度くりかえしてバッサリ。
中継を解説していた元フランス代表MFのダニエル・ブラボーも、「もっとうまく処理できたのではないか?」と感想をもらした。
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