「伝統がここまで残っているのは鹿島くらい」。神様ジーコの存在、ACL準決勝に臨む常勝軍団【宮澤ミシェルの独り言】

日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏の連載企画。第20回は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝に挑む鹿島アントラーズについて。伝統を継承する常勝軍団の真髄、夏に帰還したジーコの影響力とは。(語り手:宮澤ミシェル)

2018年10月03日(Wed)10時00分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Junichi Ebisawa , Getty Images
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日本勢が常にアジアの頂点にいることが理想

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宮澤ミシェル氏が鹿島アントラーズについて語った【写真:海老沢純一】

 鹿島アントラーズがACL準決勝に進出した。準々決勝も危なげなく通過できたね。昨年は浦和レッズが優勝しているし、今年もアントラーズが優勝することで日本勢の2連覇を果たしてほしい。

 これはアントラーズに限ったことではないけど、日本勢がACLを取らなきゃいけないというムードになっていると感じる。アジアの中で突出した存在になろうという。Jリーグのサポート体制も充実してきていると思う。その中で時差や気温差があったり、アジアの戦いは大変だよね。ACLという大会の重要性がもっと高まって、興行収入とかに繋がってくれば、アジアで勝たなきゃいけないという意識は今後も自然と生まれていくと思う。Jリーグはもちろん大事なんだけど、アジアの頂点には常に日本のクラブがいるという状況をやっぱり作りたい。

 ACLって時代の流れも見られるよね。例えば中国みたいにお金をたくさん使ってサッカーを強くしようと、国策みたいになっているところもある。少し前には広州恒大が本当にすごいチームになった。ああいう勢いを感じると、監督、選手、環境、お金と、その時代のサッカー界をわからせてくれるというか。少し前の中国には、93年にJリーグが開幕して日本が一気に盛り上がった時みたいな勢いがあったよね。

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