名波ジュビロ、静岡ダービー屈辱の惨敗。見せつけられた歓喜、それでも・・・抗い続けた荒木大吾

残留争いに巻き込まれたジュビロ磐田は7日、J1第29節で清水エスパルスと対戦した。勝ち点3以上の価値がある静岡ダービーは、浮上のきっかけを掴む上で最高の舞台だった。しかし、サックスブルーは成す術なく1-5と大敗。ポジティブな要素はほとんどないが、何かを起こそうとした男はいた。(取材・文:青木務)

2018年10月08日(Mon)11時50分配信

text by 青木務 photo Getty Images for DAZN
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勝利のみが求められるからこそ、負けた時の傷は深い

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ジュビロ磐田の名波浩監督【写真:Getty Images】

「どんな状況でも、例えじゃんけんだろうと負けてはいけない」

 静岡ダービーについて、ジュビロ磐田の名波浩監督はこう話したことがある。端的な言葉だが、清水エスパルスとの一戦の持つ意味はこれで説明がつく。それだけ勝利を強く意識するからこそ、負けた時の傷も深くなる。

 明治安田生命J1リーグ第29節。アウェイに乗り込んだ磐田は、1-5と屈辱的なスコアでIAIスタジアム日本平を後にすることとなった。降格圏が迫る名波ジュビロにとって、今回の清水戦は最も重要なダービーだった。しかし、欲しかったものは手に入らなかった。

 開始からわずか数十秒だった。不用意なボールロストからショートカウンターを受けると、清水のエースに成長した北川航也にゴールを奪われる。磐田は北川、ドウグラスの2トップに苦戦。38分にはドウグラスに裏を突かれると、個の力に屈する形で得点を許した。

 リーグ戦4試合勝ちなしの磐田は、うち3試合で先制を許している。そして、この日も追いかける展開を強いられた。2失点を喫するまでに磐田は何度もセットプレーを獲得。その度に中村俊輔が質の高いボールを蹴ったものの、得点に繋げることはできなかった。また、流れの中からはフィニッシュに到達できず。サイドにパスをつけても手詰まりになり、相手ゴールを脅かすには至らない。

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