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アジア 6年前

今すぐJリーグに呼ぶべきアジアの新星は誰か? 各国に精通する記者が若手有望株を厳選【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 宇佐美淳 photo by Getty Images

“スコーピオン・キック”がネットで話題に

ライリー・マッグリー
メルボルン・シティに所属するライリー・マッグリー【写真:Getty Images】

MF:ライリー・マッグリー(オーストラリア/メルボルン・シティ)

 マッグリーの名前が一気に売れたのは、昨季、ネット上で大いに評判になった“スコーピオン・キック”でのビューティフル・ゴールがきっかけだった。惜しくも、先日のFIFAプシュカシュ賞は逃したが、豪州の次なる才能を世界に知らしめるのは十分のインパクトだった。

 しかし、そのビューティフル・ゴールの前から、その才能は既に欧州の注目を集めていた。2016/17年のシーズン終了後に、アデレード・ユナイテッドからベルギーの名門クラブ・ブルージュ入りを果たしていたマッグリーは、シーズン途中でニューカッスル・ジェッツにローンで出され、12試合5得点と大暴れしていた。その余勢をかって臨んだ2017/18年シーズンのファイナルでの対メルボルン・シティ戦で見せたのが、くだんの“スコーピオン・キック”だった。

 今季は、その素晴らしいゴールを決めた相手でもあるメルボルン・シティにローンで移籍。ここでさらなるインパクトを残せば、クラブ・ブルージュが彼をマンチェスター・シティに売るというシナリオも充分に予想される。

 欧州サイドが、もう1年武者修行が必要と言うことであれば、この若き才能もJリーグで観てみたい逸材だ。自分でも仕掛けられ、決定力もある中盤の攻撃的な選手が必要なチームはぜひ、10月から始まる今季のAリーグでの彼の動きを要チェックだ。

(文:植松久隆)

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