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アジア 6年前

今すぐJリーグに呼ぶべきアジアの新星は誰か? 各国に精通する記者が若手有望株を厳選【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 宇佐美淳 photo by Getty Images

欧州、南米も興味を示す“若き王様”

グエン・クアン・ハイ
ハノイFCに所属するグエン・クアン・ハイ【写真:Getty Images】

MF:グエン・クアン・ハイ(ベトナム/ハノイFC)

 U-23ベトナム代表のエースとして、AFC U-23選手権の準優勝、アジア競技大会のベスト4進出に大きく貢献した。早熟の天才グエン・クアン・ハイは9歳の時、強豪ハノイFCの下部組織に入団。ここで自慢の左足のテクニックとスピードに磨きをかけて、年代別の国内選手権で、チームおよび個人タイトルを数多く獲得。年上の中に混じっての堂々たるプレーぶりから“若き王様”の異名をとるようになった。

“ベトナムのメッシ”ことグエン・コン・フオンらを擁して“黄金世代”と呼ばれた、かつてのU-19ベトナム代表にも、16歳で飛び級招集されていた。着実なステップアップを見せるグエン・クアン・ハイは、2015年にレンタル先の当時2部ハノイSC(現サイゴンFC)でプロデビュー。ここで主力として活躍し、チームの優勝と1部昇格に貢献して、翌2016年にハノイFCに復帰。以降、不動のレギュラーに定着した。

 まだ21歳だが、既に1部・2部通算で85試合以上に出場。決定力も年々上がっており、今季は9ゴールを記録した。U-23代表での大活躍で、人気に火がついており、広告などに引っ張りだこ。人気と実力を兼ね備えたベトナムナンバーワン若手選手として、日本、タイ、欧州、南米の複数クラブが獲得に関心を示している。

(文:宇佐美淳)

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