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アジア 6年前

今すぐJリーグに呼ぶべきアジアの新星は誰か? 各国に精通する記者が若手有望株を厳選【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 宇佐美淳 photo by Getty Images

ドイツが早くも興味を示す大型SB

ドアン・バン・ハウ
ハノイFCに所属するドアン・バン・ハウ【写真:Getty Images】

DF:ドアン・バン・ハウ(ベトナム/ハノイFC)

 ハノイFC下部組織出身の19歳。185㎝という恵まれた体格を持つ大型左サイドバック。攻守にバランスの取れた選手で、豊富な運動量を武器にサイドを駆け上がり、チャンスメイクに絡む。中央に切れ込んでからの思い切りのいいミドルシュートも魅力で、たびたびゴールネットを揺らしてきた。

 2016年のAFC U-19選手権でも印象的な活躍を見せて、ベスト4進出に貢献。翌2017年、ベトナムにとって初出場となったU-20ワールドカップでは、世界のストライカーたちと渡り合って大きく成長した。

 同年は、ドアン・バン・ハウにとって、まさに飛躍の1年であり、18歳の若さでベトナムA代表に初招集され、すぐさまレギュラーを勝ち取ると、ベトナム最優秀若手選手と東南アジア最優秀若手選手にも選出された。

 若いながらも国際経験が豊富で、且つ潜在能力の高いサイドバックとして、海外のスカウトからも高く評価されており、昨年のニュースでは、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフなどが獲得に興味を示していると報じられた。

 2018年は、U-23代表の不動の左サイドバックとして、AFC U-23選手権の準優勝、アジア競技大会のベスト4進出に貢献。所属するハノイFCでは今シーズン、史上最速でのリーグ優勝を経験した。

(文:宇佐美淳)

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