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Jリーグ 5年前

躍進の札幌、広島を下して初のACL出場なるか。来季の出場枠をおさらい【ACL出場権争いの現状】

text by 青木務 photo by Getty Images

天皇杯優勝の可能性も残す鹿島

 今季のACLを制した鹿島アントラーズにとって、来季は連覇を狙うシーズンとしたいはず。そのためにも、何としても出場権を確保しなければならない。

 過密日程の中、第33節ではベガルタ仙台を3-0と一蹴。34分に昌子源がセットプレーから得点し、70分には安西幸輝がカウンターから決めると、その5分後にセルジーニョがダメ押し弾を奪った。公式戦7試合負けなしと粘り強く戦っている。その中にはACL決勝も含まれており、ビッグタイトル獲得がチームに力強さをさらに肉付けしている。

 その鹿島は天皇杯でも準決勝に進出。その他は浦和レッズ、ベガルタ仙台、モンテディオ山形だ。来季のACLは、J1優勝チームと天皇杯優勝チームがグループステージからの出場となり、J1の2位と3位はプレーオフからの参戦となる。

 現時点でJ1王者の川崎フロンターレの出場が確定しているが、その他は最終節と天皇杯決勝の結果に左右される。鹿島が天皇杯優勝を果たすと、J1の4位チームが繰り上げされる。

 いずれにせよ、まずは最終節で勝ち点3を獲得することが先決。果たして、アジアへの切符を手にするのはどのクラブになるだろうか。

(文:青木務)

【了】

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