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Jリーグ 5年前

2018年J1リーグ年間ベストイレブン! Fチャン編集部選定、今季を彩った名手たちが勢揃い【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からチャナティップ、中村憲剛、今野泰幸、家長昭博【写真:Getty Images】

中村憲剛(なかむら・けんご/川崎フロンターレ)
生年月日:1980年10月31日(38歳)
今季リーグ戦成績:33試合出場/6得点6アシスト

 言わずと知れたバンディエラ。今季も川崎フロンターレの中心人物として活躍し、チームをリーグ連覇へ導いた。針の穴に糸を通すような鋭いパスで何度もチャンスを演出するなど、そのスキルの高さは今も健在。改めて日本屈指のプレーメーカーということを世に証明した。

 技術、センス、そしてサポーターを誰よりも愛するその人柄、すべてがトップクラスの中村憲剛。今後も背番号14はJリーグに伝説を残し続けることだろう。

今野泰幸(こんの・やすゆき/ガンバ大阪)
生年月日:1983年1月25日(35歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト

 今年で35歳となったベテランMF。ピンチの芽を早い段階で摘んでしまう危機察知能力とボール奪取の上手さは日本でもトップクラスだ。それらの持ち味をフル活用し、一時は降格圏に沈むなど不振に喘いだガンバ大阪を残留へと導いた。

 シーズン序盤こそ怪我の影響で出場機会は限られ、その間にチームも降格圏に沈むなど苦しい時期を過ごした。しかし、第25節で戦列復帰を果たすと、以降の試合はすべて先発出場。チームも、今野泰幸復帰後10試合で9勝を収めるなど、降格のピンチから一転、シーズンを9位で終えた。もはや背番号15の存在の大きさは、言うまでもない。

家長昭博(いえなが・あきひろ/川崎フロンターレ)
生年月日:1986年6月13日(32歳)
今季リーグ戦成績:32試合出場/6得点7アシスト

 1年通してハイパフォーマンスを維持した魔術師。ドリブル、パス、テクニックなど、すべてのスキルを高いレベルで兼ね備えており、中盤で幾度となく違いを生んだ。層の厚い川崎フロンターレの中でも、トップクラスの輝きを放ったと言ってもいいだろう。

 来季はリーグ3連覇を目指すチームにおいてどういったプレーを魅せてくれるだろうか。今から期待が高まる。

チャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)
生年月日:1993年10月5日(25歳)
今季リーグ戦成績:30試合出場/8得点2アシスト

 北海道コンサドーレ札幌の攻撃陣をけん引するタイのメッシ。足下の技術が高く、中盤の位置で魅力的なプレーを披露できる選手であり、シュートセンスの上手さも光る。また、その愛くるしいキャラクター性もあり、サポーターからの人気も絶大だ。

 今季は4位でフィニッシュを果たした札幌。天皇杯の結果次第では、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる。仮にACLに出場した場合、チャナティップは日本だけでなく、世界中にその名を轟かせるためにもアジア最高峰の舞台で活躍してほしいところだ。

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