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浦和、タイ王者に快勝でACL白星発進。槙野が今季チーム初得点&19歳橋岡2発

text by 編集部 photo by Getty Images

槙野智章
浦和レッズの槙野智章【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 3-0 ブリーラム・ユナイテッド ACL第1節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグG組第1節の試合が6日に行われ、浦和レッズがタイ王者のブリーラム・ユナイテッドとホームで対戦した。

 浦和は先週末の札幌戦から先発メンバーを3人入れ替え、橋岡大樹、森脇良太、アンドリュー・ナバウトが先発。森脇とナバウトは今季公式戦初先発となった。

 ブリーラムには元浦和の細貝萌も今季から加入しているが、この試合はメンバー外となり古巣との対戦はならず。一方、鹿島や神戸など日本の6クラブでプレーしたペドロ・ジュニオールは先発に名を連ねた。

 浦和は序盤からボールを支配する展開となるが、前半は圧倒的な保持率の割には良い形でシュートに持ち込む場面は少なめ。23分には興梠慎三が守備陣に囲まれながらも巧みに切り替えしてシュートに持ち込んだがGKにストップされた。

 前半をスコアレスのまま折り返すと、後半開始直後にはブリーラムに決定的なチャンス。DFコラコットが右サイドから放ったFKが弧を描いてそのままゴールへ向かったが、GK西川周作がわずかに触ったボールは左ポストを叩いた。

 肝を冷やされた浦和だが、直後の50分に待望の先制点を生み出す。左CKから柏木陽介が質の高いクロスを入れ、中央で合わせた槙野智章がヘディングを叩き込んだ。浦和にとっては今季の公式戦4試合目でようやく初ゴールとなった。

 だがブリーラムも反撃を繰り出し、53分にはトゥニェスのヘディングがクロスバーを叩く。直後にもP・ジュニオールが抜け出して決定機を迎えたが西川が好守で阻んだ。一方の浦和も66分、長澤和輝のクロスに合わせた興梠のヘディングがクロスバーに阻まれ惜しくも追加点ならず。

 ブリーラムはプレミアリーグなどでのプレー経験もあるマリ代表FWマイガを投入して打開を図るが、75分には浦和に大きな追加点。長澤のシュートをGKが弾いたこぼれ球に橋岡が反応し、ACLでは自身初となるゴールを蹴り込んだ。

 さらに88分、交代出場の汰木康也が左サイドから持ち込んでクロスを入れ、逆サイドから飛び込んだ橋岡が自身2点目のゴール。浦和が快勝で勝ち点3を獲得し、2年ぶりのアジア制覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

【得点者】
50分 1-0 槙野智章(浦和)
75分 2-0 橋岡大樹(浦和)
88分 3-0 橋岡大樹(浦和)

【了】

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