セレッソ大阪対川崎フロンターレ

注目カード（明治安田生命J1リーグ）
セレッソ大阪対川崎フロンターレ 9月1日 18:00

注目選手
MF：水沼宏太（C大阪）
FW：レアンドロ・ダミアン（川崎F）

　鹿島アントラーズ以来となるJ1リーグ3連覇を目指す川崎フロンターレだが、ここ最近は調子を落としており、現在は首位・FC東京に勝ち点差「8」をつけられ4位につけている。ここからの巻き返しへこれ以上勝ち点を落とすわけにはいかないが、今節の相手は6位のセレッソ大阪。川崎Fは2017年9月以来、C大阪に勝利することができていないなど同クラブを苦手としており、今節も難しいゲームとなることが予想されている。

　そんな川崎Fをホームに迎え撃つC大阪は前節、アウェイでジュビロ磐田と対戦している。前半からエンジン全開で試合に挑んだ同クラブは、18分にDF丸橋祐介が先制ゴールを奪うと、ATにはMF水沼宏太が追加点を挙げ前半だけで2-0のリードを奪うことに成功。後半も粘り強く戦ったC大阪はそのまま2-0で試合を締め、勝ち点3を奪った。これで同クラブはリーグ戦2連勝とし、6位に浮上。AFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位・横浜F・マリノスとの勝ち点差は「5」となっているが、まだまだ上位陣にプレッシャーを与え続けることになりそうだ。

　今節での3連勝を目指すC大阪の注目選手はMF水沼宏太。豊富な運動量と高精度クロスを武器に持つアタッカーは、前節の前半ATに奪った得点により、今季のリーグ戦ゴール数を「5」にまで伸ばした。これは2017年にC大阪に加入して以降最も良い数字となっており、状態は良いと言えるだろう。今節の川崎F戦でも決定的な仕事を果たしたい。

　対する川崎Fは前節、ホームで清水エスパルスと対戦。14分にFWレアンドロ・ダミアンが先制ゴールを奪うなど幸先良い入りを見せたが、その後FWドウグラス、MFヘナト・アウグストにゴールを割られ一時逆転を許す。79分にFW小林悠に得点が生まれなんとか2-2のドローに持ち込んだが、試合はそのまま終了。Jリーグ王者はリーグ戦5試合未勝利という結果に陥り、順位も4位に後退している。

　今節の相手はC大阪と難しい試合展開になることが予想されるが、川崎Fはリーグ戦6試合ぶりの白星を掴み取ることができるか。そんな同クラブの運命を握るのはFWレアンドロ・ダミアンだろう。ロンドン五輪の得点王である大柄ストライカーは前節、スタメン起用に応え、先制ゴールを奪取。その他の場面でもその恵まれた体格を生かしたパワフルなプレーを前面に出しており、相手ゴール前で幾度となく脅威となった。C大阪戦でも圧倒的な強さと抜群の決定力を出し、チームを勝利に導きたいところだ。