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Jリーグ 4年前

J2、J3今節の見どころは? 柏レイソルは今度こそ昇格&優勝を決められるか。FC岐阜は負ければ降格へ【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FC岐阜対ヴァンフォーレ甲府

Jリーグ
16日、明治安田生命J2リーグではFC岐阜対ヴァンフォーレ甲府が行われる【写真:Getty Images】

注目カード(明治安田生命J2リーグ)
FC岐阜対ヴァンフォーレ甲府 11月16日 14:00

注目選手
FW:馬場賢治(岐阜)
FW:金園英学(甲府)

 FC岐阜が目指すは残留、ヴァンフォーレ甲府が目指すは昇格とお互いに目標は異なるが、勝利が絶対に必要な一戦であることは両者共通だ。こちらもやはり注目カードである。

 FC岐阜は前節、アウェイでアルビレックス新潟と対戦している。最下位からの脱出を図るべくなんとしても勝ち点を奪いたい試合であったが、7分にMF本間至恩に先制ゴールを許すと、64分にはFW渡邉新太にもゴールネットを揺らされ、敵地で0-2と完敗。3連敗を喫する形となった。

 これでFC岐阜は今季のJ2リーグを21位以下で終わることが確定した。21位以下はご存知の通り、J3への自動降格圏となる。

 ただ、降格が決定したわけではない。J3で現在2位につける藤枝MYFCがJ2ライセンスを所持していないため、藤枝がこのままの順位、あるいは首位でシーズンを終えれば、FC岐阜にも残留の可能性は残されるのだ。

 しかし、その条件は21位に入ること。最下位のままであれば、藤枝の順位に関係なく降格は確定する。現在、21位・栃木SCとの勝ち点差は「4」。そのため、FC岐阜は今節の甲府戦に敗れた時点で降格が決定。さらに今節で勝利を収めることができたとしても、21位の栃木SCが勝利を収めると、同じく降格が確定する。奇跡の残留を目指すためには、今節での勝利+運も必要となってくる。条件はかなり厳しいが、意地を見せたいところだ。

 一方のヴァンフォーレ甲府は前節、ホームでアビスパ福岡と対戦している。前半を0-0で折り返すなど、試合は拮抗した展開となっていたが、甲府は途中出場のFW金園英学が70分と79分にゴールを奪い2-0と勝利。連勝を果たした。

 これで甲府は勝ち点を65にまで積み上げた。J1昇格プレーオフ出場圏内となる6位までの勝ち点差はわずか2。可能性は十分に残されている。

 ただ、今節のFC岐阜戦で引き分け以下に終わり、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、徳島ヴォルティスの3チームが揃って勝利を挙げると、その時点で甲府の7位以下が確定することになってしまう。アウェイでの一戦ということで簡単な展開にはならないだろうが、勝ち点3獲得はJ1昇格へ向けて必然であると言えるだろう。

 FC岐阜の注目選手はFW馬場賢治。Jリーグでのプレー経験豊富な34歳のベテランは、今季途中に大分トリニータから加入後、すぐに主力に定着し、チームを引っ張ってきた。持ち味であるハードワークは、残留を目指すFC岐阜には欠かせない。甲府戦での躍動が求められる。

 甲府の注目選手はFW金園英学。同選手は途中出場を果たすことが多いが、現在はリーグ戦2試合連続得点中と調子がよく、チームの切り札として躍動している。前節は途中出場ながら2ゴールを挙げチームを勝利に導いているが、今節のFC岐阜戦でも決定的な仕事を果たしてくれるだろうか。

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